こんにちは、アポロです。
みなさんクライバーンピアノコンクールはご存じでしょうか。
今日は2019年6月2日にSMUで開催されたクライバーンピアノコンクールJr部門に行ったときの話をします。
目次【本記事の内容】
ヴァンクライバーンとは
ヴァンクライバーンとはルイジアナ州生まれのアメリカ人ピアニストです。
幼少時代にテキサスに引っ越し、冷戦時代にソ連で開催されたピアノコンクール(第1回チャイコフスキー国際コンクール)で優勝して話題の人になります。
チャイコフスキー国際コンクールはショパン国際ピアノコンクールと同じくらい世界的に有名なピアノコンクールで、冷戦下でアメリカ人が記念すべき第1回で優勝するなんて驚きですよね。
それくらい演奏は素晴らしかったということでしょう。
大会優勝後は自分の冠大会であるクライバーンピアノコンクールが開催されるようになります。
クライバーンピアノコンクールとは
ヴァンクライバーンがソ連で開催されたチャイコフスキー国際コンクールで優勝したことを記念して開催されるようになったピアノコンクールです。
2009年には日本人の辻井伸行さんが優勝して話題になりました。
現在は4年に1回開催され、前回は2017年に開催、次回は2021年に開催予定です。
クライバーンピアノコンクールJr部門
クライバーンピアノコンクールJr部門は13歳から17歳のピアニスト限定で出場できるピアノコンクールです。
クライバーンピアノコンクールの登竜門といったところでしょうか。
本家同様、4年に1回開催されますが、かぶらないように本家の2年後に開催されています。
夏と冬のオリンピックのような関係ですね。
本家のクライバーンピアノコンクールが前回2017年に開催されたため、Jr部門は今年2019年に開催されました。
駐在中に立ち会えてよかったです。
開催場所は予選と本選で違うのですが、僕が見に行った準々決勝ではSMU(南メソジスト大学)のCaruthホールでした。
同じホールが2つあったので迷ってしまい、遅刻。(ちなみに大学内のパーキングは1日$7でした)
演奏中のため終わるまでは入場できませんでした。
迷子のアメリカ人が多数いましたが、最終的に助け合って探し出すことができました。
ライブ配信のために動画を流していたのでそれを見ながら待つことに。
なんとこの日のトップバッターは日本人でした。
日本人の演奏を目の前で聞くことができずに残念。
演奏が終わってようやく入れましたが、入れ替わりの時間はなんと2分とのこと。
空いている席にとりあえず座るよう指示されました。
演奏中はもちろん撮影禁止のため写真はありませんが、中学生や高校生に思えないような演奏で素晴らしかったです。
スタンディングオベーションはなかったです。
演奏後はお土産にフリスビーを買って帰りました。
早くフリスビーで遊びたい。
クライバーンピアノコンクールJr部門2019結果
2019年のクライバーンジュニア部門の上位3名は以下でした。
残念ながら日本人は上位入賞できず。
優勝: Shuan Hern Lee, Australia, 16
準優勝: Eva Gevorgyan, Russia/Armenia, 15
3位: JiWon Yang, South Korea, 17
優勝賞金は$15,000!おめでとうございます!
Announcing the winners of the 2019 Cliburn International Junior Piano Competition
まとめ
クライバーンピアノコンクールの登竜門の位置づけであるJr部門を鑑賞してきました(僕が行ったのは準々決勝)。
クライバーンピアノコンクールもJr部門もそれぞれ4年に1度の大会で、テキサス州で開催されます。
なお6月8日に決勝が行われ、既に今年の大会は終わっています。
日本人も何人か出場していましたが決勝まで残れず、今年の優勝者はオーストラリア人でした(優勝賞金$15,000)。
次のピアノコンクールは2021年の大人の大会です。
もっと完成度の高い演奏が聞けること間違いありませんので機会があればぜひ鑑賞してみてください。
以上、参考になれば幸いです。