こんにちは、IHGプラチナのアポロです。
今日は、IHGワンリワーズのステータスを、ランク別の特典と取得条件で整理します。
ヒルトンやマリオットと同じ感覚で「上位ステータスなら朝食もラウンジも」と考えると、IHGでは肩透かしになります。
ホテルで特典を体感できるのはプラチナから、朝食が付くのはダイヤモンドだけで、ラウンジはどのランクにも自動では付きません。
内容はIHGの公式サイトと会員規約をもとにしており、2026年10月4日時点の情報です。
対象は、日本でIHG系列のホテルに泊まる方です。
米国のIHGカードでステータスを取る方法は、後半で短く触れます。
目次【本記事の内容】
- 1.IHGステータスは5段階|条件と基本の特典
- 1-1.泊数とポイントの数え方
- 1-2.余った泊数は翌年に繰り越せる
- 2.プラチナで変わること|客室の特典はここから
- 2-1.アップグレードは空室次第
- 2-2.ウェルカムアメニティ
- 2-3.72時間前の客室保証とアーリーチェックイン
- 3.ダイヤモンドで追加されること|朝食はここだけ
- 3-1.朝食の対象ブランドと条件
- 3-2.ダイヤモンドでも付かないもの
- 4.マイルストーン特典|20泊から10泊ごとに選べる
- 4-1.フード&ドリンク特典(日本は2,000円)
- 4-2.確定可能スイートアップグレード
- 4-3.年間ラウンジ会員
- 5.ステータスの取り方|宿泊以外の近道
- 5-1.宿泊とエリート対象ポイントで取る
- 5-2.インターコンチネンタル アンバサダー(年225米ドル)
- 5-3.米国のIHGカードで取る
- 5-4.ステータスマッチと招待制のオファー
- 6.特典が付かない予約に注意
- 7.IHGステータスの特典と条件まとめ
IHGステータスは5段階|条件と基本の特典

IHGワンリワーズのステータスは、クラブ、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドの5段階です。
入会は無料で、入会した時点でクラブ会員になります。
上のランクは、暦年(1月1日から12月31日)の「エリート泊数」か「エリート対象ポイント」で決まる。
| ランク | エリート泊数 | エリート対象ポイント | 宿泊のボーナスポイント | 主な特典 |
|---|---|---|---|---|
| クラブ | 入会のみ | – | なし | 会員料金、無料Wi-Fi |
| シルバー | 10泊 | なし(泊数のみ) | 20% | エリート期間中はポイントが失効しない |
| ゴールド | 20泊 | 40,000 | 40% | 余った泊数の翌年への繰り越し |
| プラチナ | 40泊 | 60,000 | 60% | アップグレード、ウェルカムアメニティ、アーリーチェックイン、72時間前の客室保証、ポイント宿泊の割引 |
| ダイヤモンド | 70泊 | 120,000 | 100% | プラチナの特典に加えて、朝食を選べるウェルカムアメニティ、専用サポート |
レイトチェックアウトは、ランクに関係なく全会員が午後2時まで(空室があれば)使えます。
つまり、ゴールドまでは「ポイントが貯まりやすい」だけで、ホテルでの待遇はほとんど変わらない設計です。
ヒルトンやマリオットの上級会員特典と比べたい方は、以下の記事もどうぞ。
泊数とポイントの数え方
ステータスの判定は、次の決まりに注意してください。
- 同じ日に2部屋を予約しても、エリート泊数は1泊
- 泊数は、チェックアウト日が属する暦年でカウント
- ポイントで泊まった無料宿泊特典の宿泊も、泊数に入る
- 獲得したステータスは、翌年の12月31日まで有効
- 年初にステータスを持っている会員が維持するには、その年も条件を満たす必要がある
ゴールド以上は、泊数ではなくエリート対象ポイントでも到達できます。
エリート対象ポイントは、対象レートの宿泊代金や、ハーツ・OpenTable・Viatorなど提携先の利用で貯まります。
一方で、ポイントの購入や譲渡、キャンペーンのボーナスポイント、エリート特典のボーナスポイントは対象外です。
余った泊数は翌年に繰り越せる
ゴールド以上は、必要な泊数を超えた分が翌年に繰り越されます。
計算は、その年に泊まった泊数(前年の繰り越し分は除く)から、その年に達成したランクの必要泊数を引いた数です。
たとえば55泊するとプラチナ(40泊)に届き、超えた15泊が翌年の泊数として回ります。
前年の繰り越し分が、さらに翌年へ回ることはありません。
繰り越し泊数はステータスの判定にだけ使え、後述するマイルストーン特典のカウントには入らない点も押さえておきたいところ。
プラチナで変わること|客室の特典はここから

ホテルの中で違いを感じ始めるのは、プラチナからです。
- 宿泊のボーナスポイント60%
- 空室次第の客室アップグレード
- ウェルカムアメニティ(ポイント、またはドリンク・スナックから選択)
- アーリーチェックイン(空室次第)
- 72時間前までの予約で客室を保証
- ポイント宿泊の割引キャンペーンへのアクセス
アップグレードは空室次第
アップグレードは空室がある場合に、ホテルの判断で行われます。
規約では、スイート、高層階、角部屋、改装後まもない部屋、眺望のよい部屋などが例に挙げられています。
スイートが約束されているわけではなく、階数や眺望が変わるだけのこともあるのが実情です。
クラブルームやクラブフロアに上がっても、ラウンジの利用や無料プレスといったクラブ専用のサービスは付きません。
対象は自分が使う1室だけで、ブランドによっては使えない場合もあります。
ウェルカムアメニティ
チェックイン時に、ポイントか、ドリンク・スナックのどちらかを選びます。
中身はブランドや地域で異なり、公式にはポイント数が固定では示されていません。
デジタルチェックインを使うと、選べるのはポイントだけになります。
ドリンクやスナックを選びたいなら、フロントでチェックインするのが確実です。
72時間前の客室保証とアーリーチェックイン
客室保証は、到着の72時間前までにIHGカスタマーケアで予約し、クレジットカードで保証した場合に、1室を確保してもらえる特典です。
料金はベストフレキシブルレートが上限で、ポイント宿泊には使えません。
イベントなどで需要が極端に高い日は、例外になることもあります。
アーリーチェックインは、リクエストに応じて空室があれば準備するという扱いで、時間はホテル次第です。
ダイヤモンドで追加されること|朝食はここだけ

ダイヤモンドは、プラチナの特典に加えて、ボーナスポイントが100%になり、専用のサポートラインが使えるようになります。
そして最大の違いが、ウェルカムアメニティの選択肢に朝食が加わることです。
朝食の対象ブランドと条件
- 会員本人と、同じ部屋に登録したゲスト1名の分
- 宿泊した毎日、ウェルカムとして選べる
- 内容は、メインメニュー1品とノンアルコールドリンク飲み放題、またはビュッフェ(ノンアルコールドリンク飲み放題)
- アルコール、一部の特別メニュー、ルームサービス、専門レストランは対象外
対象ブランドは、リージェント、インターコンチネンタル、ヴィニェット、HUALUXE、ホテルインディゴ、voco、クラウンプラザ、EVEN、ホリデイ・イン、キンプトン、一部のGarnerです。
この一覧に入っていないホリデイ・イン エクスプレスやステイブリッジ スイーツ、キャンドルウッド スイーツでは、朝食は選べません。
朝食はウェルカムアメニティの選択肢のひとつなので、ポイントやドリンクとは選び分けになります。
日本国内のIHG系列ホテルは、以下の一覧にまとめています。
ダイヤモンドでも付かないもの
ダイヤモンドでも、クラブラウンジの利用は自動では付きません。
レイトチェックアウトも、公式の特典表では全ランクが午後2時まで(空室次第)で、ダイヤモンド専用の延長保証はありません。
アップグレードも確約ではなく、空室があればという扱いです。
比べると、ヒルトンはゴールドで朝食が付き、マリオットはプラチナでラウンジが使えます。
朝食やラウンジを重視するなら、IHGの上位ステータスは「費用対効果が読みにくい」というのが私の整理です。
マイルストーン特典|20泊から10泊ごとに選べる

暦年のエリート泊数が20泊に届くと、そこから100泊まで10泊ごとに特典を選べます。
ステータスとは別に、毎年ゼロから数え直す仕組みです。
| エリート泊数 | 選べる数 | 選択肢 |
|---|---|---|
| 20泊 | 1つ | 5,000ポイント/フード&ドリンク特典2枚/確定可能スイートアップグレード1室 |
| 30泊 | 1つ | 5,000ポイント/フード&ドリンク特典2枚 |
| 40泊 | 2つ | 10,000ポイント/フード&ドリンク特典5枚/確定可能スイートアップグレード1室/年間ラウンジ会員 |
| 50泊・60泊 | 各1つ | 10,000ポイント/フード&ドリンク特典5枚 |
| 70泊 | 2つ | 10,000ポイント/フード&ドリンク特典5枚/確定可能スイートアップグレード2室/年間ラウンジ会員 |
| 80泊・90泊・100泊 | 各1つ | 10,000ポイント/フード&ドリンク特典5枚 |
40泊と70泊は2つ選べますが、スイートアップグレードと年間ラウンジは、それぞれ1回の選択までです。
達成から90日以内に選ばないと失効し、一度選んだら変更はできません。
フード&ドリンク特典(日本は2,000円)
フード&ドリンク特典は、会員の登録国に応じた通貨で発行され、日本の会員は1枚2,000円分です。
- 宿泊中の飲食を、客室の請求に付けるときに使う
- 有効期限は、選んでから12か月
- 請求額が2,000円に満たなくても1枚は使い切りで、差額は残らない
- 1回の滞在で使える枚数に上限はない
- 自動販売機、外部の宅配サービス、客室に付けられないレストラン、ギフトショップは対象外
- 特典で払った分にポイントは付かず、残りの請求額にだけ付く
確定可能スイートアップグレード
20泊・40泊・70泊のマイルストーンでは、確定可能スイートアップグレードも選べます。
空室次第のアップグレードとは違い、事前に確定させる点が最大の特徴です。
1室を、エントリーレベルのスイートに上げる特典で、スイートがなければプレミアムルームになります。
- 1回の使用で最長5泊、選んでから12か月有効
- 到着14日前から24時間前までに、IHGカスタマーケアへ電話して確定する
- ベストフレキシブル、会員割引、ポイント宿泊、政府料金などが対象
- OTA、卸レート、団体、デポジット済みの事前決済は対象外
- 無料宿泊特典券(Free Night)での宿泊は対象外
- avid、Atwell Suites、IHGレジデンス、Six Sensesなど一部のブランドは対象外
- プラチナ・ダイヤモンドの72時間客室保証は、このアップグレードとは併用できない
日本の読者に特に大事なのが、IHG ANAホテルズ公式サイト(anaihghotels.co.jp)と、日本のホテルの独自サイトから予約した宿泊には使えない点です。
国内のANAクラウンプラザなどで使う予定なら、IHGの公式サイトかアプリから、対象のレートで予約するのが前提になります。
クラブフロアの部屋になっても、ラウンジの利用は付きません。
年間ラウンジ会員
40泊と70泊のマイルストーンでは、年間ラウンジ会員も選べます。
- 登録会員本人と、同伴のゲスト1名がクラブラウンジを使える
- 達成した年の残りの日数と、翌年の12月31日まで有効
- クラブラウンジがあるホテルのみ(改装や閉鎖の間は使えない)
- エリート泊数の対象となる宿泊(無料宿泊特典での宿泊を含む)でのみ使える
- クラブインターコンチネンタルなどの、ラウンジ以外のサービス(無料プレス、送別アメニティ、空港送迎)は含まれない
- 貯めておくことはできない
IHGでラウンジに入る主な道は、40泊のマイルストーンを取るか、ラウンジ付きのクラブルームを自分で予約するかです。
ステータスの取り方|宿泊以外の近道

40泊や70泊を宿泊だけで積むのは、普通の旅行頻度ではかなり重い条件です。
そこで、泊まらずに近づく方法を整理します。
宿泊とエリート対象ポイントで取る
基本は、前掲の表のとおり、暦年の泊数かエリート対象ポイントです。
ポイントを買い足してステータスを取る方法は、規約上ありません。
ポイントの購入や譲渡はエリート対象ポイントに入らず、米国のIHGカードの利用で貯まるポイントも対象外と明記されています。
インターコンチネンタル アンバサダー(年225米ドル)
日本から使える近道が、インターコンチネンタル アンバサダーです。
12か月で225米ドル、またはIHGワンリワーズの45,000ポイントで入会できる有料プログラムです。
- IHGワンリワーズのプラチナエリートの特典(IHG系列のブランド全体で使える)
- インターコンチネンタル限定:ワンランク上の客室へのアップグレード保証
- インターコンチネンタル限定:午後4時までのレイトチェックアウト保証
- インターコンチネンタル限定:ウィークエンド無料宿泊(専用レートでの2泊以上の予約が条件)
- インターコンチネンタル限定:滞在ごとに最大20米ドル(日本は2,000円)のレストラン&バークレジット
アップグレードや4時チェックアウトが提供されなかった場合は、50米ドル相当のクレジット、または10,000ポイントが補償されます(1滞在に1回)。
アップグレード保証は、無料宿泊特典の宿泊、ペントハウス、プレジデンシャル・スペシャルティスイート、2ベッドルーム以上のスイートやヴィラ、レジデンスには適用されません。
クラブインターコンチネンタルのラウンジ利用も含まれず、確定可能スイートアップグレードを使う場合は、保証によるさらなるアップグレードは受けられません。
特典の中心は「インターコンチネンタルに泊まるとき」で、他ブランドで使えるのはプラチナの特典だけです。
日本のインターコンチネンタルは、以下の一覧にまとめています。
米国のIHGカードで取る
米国在住の方は、Chase発行のIHGカードを持つだけで、泊まらずにステータスが付きます。
日本在住では発行できないため、代わりの選択肢は以下の記事をどうぞ。

| カード | 年会費 | 自動付帯 | 利用額で上がるステータス |
|---|---|---|---|
| IHG One Rewards Credit Card | $0 | シルバー | 年$15,000でゴールド |
| IHG One Rewards Premier | $150 | ゴールド | 年$15,000でプラチナ、年$40,000でダイヤモンド |
| IHG One Rewards Premier Select | $350 | プラチナ | 年$25,000でダイヤモンド |
| IHG One Rewards Business | $200 | プラチナ | 2027年1月以降は年$50,000でダイヤモンド |
2026年10月1日にカードが刷新され、Premierの自動付帯はプラチナからゴールドに下がり、Premier Selectが新設されました。
新旧の違いは、以下の記事が一番早いです。
4枚の選び方は、比較記事をどうぞ。
プラチナが自動で付く中で最上位のPremier Selectは、単独でもレビューしています。
米国在住でプラチナを自動付帯で取りたい方は、最新の入会特典を以下のボタンから確認できます。
ステータスマッチと招待制のオファー
ヒルトンやマリオットのステータスをIHGのプラチナやダイヤモンドに移せる常設のステータスマッチは、私が確認した範囲では見当たりませんでした。
代わりに、招待された会員だけが対象の短期オファー(決められた期間に数泊するとダイヤモンドなどが付く)が、不定期に出ることがあります。
対象になるかどうかは、IHGのアカウントに届く案内で決まるため、こちらから申し込める方法ではありません。
特典が付かない予約に注意

ステータスの特典は、予約の経路や料金によっては付かないことがあります。
- Expedia、Booking.comなどのOTAや、旅行会社の卸レートは加算対象外のレートで、特典の対象にならない場合が多い
- 会員特典の多くは、IHGの公式サイト、アプリ、カスタマーケア、ホテルへの直接予約でのみ使える
- 同じ部屋に複数の会員が泊まっても、泊数やポイント、特典が付くのは予約に会員番号が入った1人だけ
- 団体予約でホテルでの特典は受けられるが、ポイントは自分で精算した場合に限られる
- ポイントで泊まった宿泊も、72時間客室保証以外の特典が使え、泊数にも入る
- デジタルチェックインでは、ウェルカムアメニティがポイントのみになる
ステータスを取っても、予約の取り方で特典が消えてしまうのは、もったいない話です。
IHGステータスの特典と条件まとめ

今日は、IHGワンリワーズのステータスを、ランク別の特典と条件で整理しました。
客室の特典が付くのはプラチナ(40泊か60,000ポイント)から、朝食を選べるのはダイヤモンド(70泊か120,000ポイント)だけです。
ラウンジは自動では付かず、40泊か70泊のマイルストーンで年間ラウンジ会員を選ぶ形になります。
日本でインターコンチネンタルに泊まる予定があるなら、年225米ドルのアンバサダーでプラチナにするのが現実的です。
米国在住なら、自動付帯のIHGカードが一番の近道になります。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
米国在住で申し込みを決めた方は、以下の紹介リンクからどうぞ。




















