こんにちは、IHGプラチナのアポロです。
今日は2026年10月に新設された、Chase銀行発行のIHG One Rewards Premier Selectを紹介します。
IHGカードの最上位として登場し、年会費は$350です。
今回の刷新の全体像と新旧の差分は、以下の記事にまとめています。
この記事では、Premier Select単体の特典と、向き不向きを整理します。
内容はChase公式ページとIHGの規約をもとにしており、2026年10月4日時点の情報です。
対象は、米国在住でIHG系クレカを検討している方です。
日本では同種のカードは作れません。
- 年会費は$350で、Platinumが自動付帯
- IHG宿泊時の最大獲得は28倍(カード12倍+会員最大10倍+Platinum最大6倍)
- 毎年20ENCが付き、20泊のマイルストーンでConfirmable Suite Upgradeを選べる
- 毎年の無料宿泊券は上限60,000ポイント
- F&Bは四半期$75(年最大$300)、航空券クレジットは暦年$200
- 入会特典は3か月$5,000利用で200,000ポイント(LAUNCH OFFER、11月18日まで)
最新の入会特典は、以下のボタンから確認できます。
目次【本記事の内容】
- 1.IHG One Rewards Premier Selectの概要
- 2.メリット
- 2-1.入会ボーナス200,000ポイント
- 2-2.IHG宿泊で最大28倍
- 2-3.自動Platinumと高額利用の特典
- 2-4.20ENCでスイートアップグレードが選べる
- 2-5.毎年の無料宿泊券(上限60,000ポイント)
- 2-6.F&B・航空券クレジット
- 2-7.4泊目無料・TravelBank・海外事務手数料
- 2-8.Global Entry・付帯保険・DashPass
- 3.デメリット
- 3-1.年会費$350と、クレジットの使い切りが前提
- 3-2.Chaseの審査と5/24ルール
- 3-3.ラウンジアクセスは付かない
- 4.PremierとBusinessとの違い
- 4-1.3枚の比較表
- 4-2.既存Premier会員の切り替えと新規申込
- 4-3.向いている人・向かない人
- 5.現時点で未確定の点
- 6.まとめ
IHG One Rewards Premier Selectの概要

IHG One Rewards Premier Selectは、Chase銀行が発行する年会費$350のIHG系クレジットカードです。
ネットワークはWorld Elite Mastercardで、海外事務手数料はかかりません。
2026年10月1日に新設され、IHGカード4枚のうち個人向けの最上位に位置づけられています。
カードを持つだけで20泊分のENCが付き、マイルストーンの20泊に届く点が最大の特徴です。
4枚の横断比較は、以下の記事が早いです。
メリット

入会ボーナス200,000ポイント
LAUNCH OFFERでは、口座開設から3か月以内に$5,000利用すると、200,000ポイントが付与されます。
家族カードを3か月以内に追加すると、さらに10,000ポイントが上乗せです。
IHGポイントは低めに見積もって1ポイント0.5セント、高めなら1セント前後なので、200,000ポイントはおおむね$1,000〜$2,000相当という計算です。
Frequent Milerの試算では1ポイント約0.59セントで、約$1,200相当とされています。
このオファーは11月18日までと案内されていて、時期によって変わる点にも注意が必要です。
最新の入会特典は、以下のボタンから確認できます。
IHG宿泊で最大28倍
IHG系列ホテルの宿泊では、カード利用分として12倍が付きます。
公式サイトで「最大28倍」と書かれているのは、カード分に会員獲得とステータス分を足した合計です。
内訳は次のとおりです。
- カード利用:12倍
- 公式サイト予約などの会員獲得:最大10倍
- Platinumステータス分:最大6倍
Premierは最大24倍、Businessは最大26倍なので、IHG宿泊の獲得率は4枚の中で最も高くなります。
IHG以外では、ダイニングと旅行全般(ライドシェアを含む)が6倍、そのほかは3倍です。
IHG以外のホテルも、6倍の対象に入ります。
Premierのように食料品店やガソリンスタンドが5倍になるわけではなく、Premier Selectの6倍はダイニングと旅行に寄った設計です。
自動Platinumと高額利用の特典
カードを持つだけで、IHG One RewardsのPlatinumエリートが自動付帯します。
Platinumの内容は、60%のボーナスポイント、空き状況次第の部屋アップグレード、ウェルカムアメニティなどです。
ただし、アップグレードやウェルカムアメニティの中身は、ホテルや国・地域、予約方法によって異なります。
高額利用の特典は、次のとおりです。
- $5,000利用ごとに2ENC
- 年$15,000で5ENCと20,000ポイント
- 年$25,000でDiamondエリート
- 年$40,000で上限60,000ポイントの無料宿泊券(ポイントで追加可)
年$40,000まで使うと、カード付与の20ENCと合わせてENCは41泊分になる計算です。
40泊のマイルストーンでは、2つ選べる特典の中にスイートアップグレードと年間ラウンジ会員権が含まれます。
20ENCでスイートアップグレードが選べる
このカードで最も注目されるのが、毎年付く20ENCです。
ENCは口座開設後6〜8週間以内に付与され、以降は毎年2月1日までに付与されます。
IHGのマイルストーン特典は20泊から始まり、20泊では次の3つから1つを選べます。
- 5,000ポイント
- 最大$20のF&B特典×2枚
- Confirmable Suite Upgrade
カードのENCだけで20泊に届くので、毎年スイートアップグレードを選べる計算です。
マイルストーンは、達成から90日以内に選ばないと失効します。
Confirmable Suite Upgradeの主な条件は、次のとおりです。
- 1室を、エントリーレベルのスイートにアップグレードする(スイートがなければプレミアムルーム)
- 対象は最長5泊までの滞在
- 選んでから12か月有効
- 到着14日前から24時間前までに、IHGカスタマーケアへ電話して確定する
- 対象料金は、Best Flexible、会員割引、ポイント宿泊、政府料金、一部の法人・パッケージ料金
- OTAなどの卸料金、デポジット済みの事前決済、団体は対象外
avid、Atwell Suites、Six Senses、IHGレジデンス、一部のRubyとIberostarは対象外です。
日本国内ホテルの独自サイトと、anaihghotels.co.jp経由の予約にも使えません。
クラブ階の部屋にアップグレードされても、ラウンジの利用は付きません。
規約では、Free Night(無料宿泊券)での宿泊も対象外の予約として挙げられています。
アニバーサリーの無料宿泊券と組み合わせる予定なら、事前にIHGへ確認しておくと安心です。
大きなイベントなどで需要が高い時期は、ホテル判断で例外になる場合もあります。
毎年の無料宿泊券(上限60,000ポイント)
毎年、カードのアニバーサリーのあとに、IHG系列ホテルの無料宿泊券が付与されます。
上限は60,000ポイントで、PremierやBusinessの50,000ポイントより10,000ポイント高い設定です。
足りない分は保有ポイントで追加できるので、上限を超えるホテルにも使えます。
1ポイント0.5セントで見積もっても約$300なので、この1枚だけで年会費$350にほぼ並びます。
毎年の更新で無料宿泊券が付くマリオットカードは、こちらです。
F&B・航空券クレジット
刷新で新設された飲食と航空券のクレジットは、Premier Selectが最も大きい設定です。
- F&B(飲食):四半期ごとに$75(年最大$300)
- 航空券クレジット:航空会社直販で$250以上購入すると、暦年ごとに$200(2027年12月31日まで)
F&Bは、宿泊中の部屋付け飲食にだけ使えます。
宿泊せずにレストランだけ利用する場合は、対象外です。
チェックイン後、チェックアウト前にIHGのサイトかアプリから、部屋勘定へ適用します。
1枚は1滞在で1回までで、使い残しは消え、発行された四半期末で失効します。
複数の請求に分けて適用できるため、Frequent Milerは週末旅行の朝食2人分でも$75を使い切れると見ているようです。
自販機、外部デリバリー、ギフトショップ、部屋付けできない店は対象外です。
特典で払った分には、ポイントが付きません。
航空券クレジットは直販かつ1回の請求が$250以上であることが条件なので、複数人分を別請求にすると対象外になりやすい点に注意してください。
F&Bと航空券を満額使い切れた場合の単純計算では、年最大$500になり、年会費$350を上回ります。
4泊目無料・TravelBank・海外事務手数料
ポイント宿泊で3泊分を使うと、4泊目が無料になる特典があります。
United TravelBank Cashは、年最大$50です。
MileagePlusにカードを登録すると、1〜6月と7〜12月に$25ずつ入ります。
ポイント購入の割引は、Frequent Milerによると30%です。
定価購入時だけで、頻繁にある100%ボーナスセールとは併用できません。
海外事務手数料は無料なので、一時帰国や海外旅行でも使いやすいカードです。
Global Entry・付帯保険・DashPass

Global Entry、TSA PreCheck、NEXUSの申請費用は、4年ごとに最大$120までステートメントクレジットで賄えます。
旅行キャンセル・中断保険は、1人$5,000、1旅行$10,000まで補償されます。
購入保護も付いており、ニューヨーク州の居住者は補償期間が購入から90日です。
生活系の特典として、DoorDashのDashPass(1年間無料、2027年12月31日までに有効化)も付きます。
Instacartのクレジット(Frequent Milerによると毎月最大$10)と、Instacart+の3か月無料も用意されています。
条件は変わることがあるので、申し込み前にChase公式の規約を確認してください。
デメリット

年会費$350と、クレジットの使い切りが前提
年会費は$350で、Premierより$200、Businessより$150高くなります。
F&Bは宿泊中の部屋付けに限られ、航空券クレジットも直販かつ$250以上が条件です。
Frequent Milerも、数か月おきにIHGへ泊まらない限り、F&Bには使い残しが出ると指摘しています。
元が取れるかどうかは、無料宿泊券とスイートアップグレードに価値を感じられるかで分かれます。
IHGにほとんど泊まらない方は、年会費$0のCredit Card(旧Traveler)のほうが無理がありません。
Chaseの審査と5/24ルール
Chase発行のカードは、アメックスより審査が厳しいことで知られます。
Premier Selectにも5/24ルールが適用されると、Chaseが明言しています。
過去24か月に5枚以上のカードを開設していると、原則として承認されません。
申込資格として、このカードの保有者と、24か月以内にこのカードの入会ボーナスを受け取った人は対象外です。
PremierやCredit Cardを持っていても、Premier Selectには申し込めるとChase広報が回答しています。
既存会員が申し込める期間は、2027年第1四半期の初めまでの予定です。
審査対策としては、Chaseの当座か貯蓄口座を先に持っておくと、少し関係値が上がります。
ラウンジアクセスは付かない
公式の特典一覧に、ラウンジ(Priority Passなど)はありません。
40泊のマイルストーンでは年間ラウンジ会員権を選べますが、カードのENCだけでは届きません。
年$40,000の利用で41泊分に届く計算なので、ラウンジ目当てなら別のカードを探したほうが無難です。
PremierとBusinessとの違い

3枚の比較表
Platinumが付く、またはPlatinumを狙える3枚を並べてみます。
| 項目 | Premier | Premier Select | Business |
|---|---|---|---|
| 年会費 | $150 | $350 | $200 |
| 自動付帯ステータス | Gold | Platinum | Platinum |
| IHG宿泊時の最大獲得 | 最大24倍 | 最大28倍 | 最大26倍 |
| 無料宿泊券の上限 | 50,000ポイント | 60,000ポイント | 50,000ポイント |
| F&B(飲食) | 四半期$25(年最大$100) | 四半期$75(年最大$300) | 四半期$25 |
| 航空券クレジット(暦年) | $100 | $200 | $100 |
| ENC(毎年) | 15泊分 | 20泊分 | 15泊分 |
| 4泊目無料 | あり | あり | – |
| 入会特典(LAUNCH OFFER) | $3,000利用で180,000ポイント | $5,000利用で200,000ポイント | $5,000利用で190,000ポイント |
Businessはビジネスカードなので、申し込めるのは事業を持つ方に限られます。
満額使えた場合のクレジット合計は、Premierが年$200、Premier Selectが年$500です。
年会費の差は$200なので、増える$300分を使い切れるかが、PremierとPremier Selectの分かれ目です。
既存Premier会員の切り替えと新規申込
すでにPremierを持っている方には、切り替え(プロダクトチェンジ)と新規申込の2通りがあります。
切り替えでは、アニバーサリー日が切り替え日にリセットされ、年会費の請求と無料宿泊券の時期も変わります。
切り替え時の入会ボーナスについては、今回確認した範囲では公式の記載がありません。
新規申込なら、既存のIHG会員もボーナスの対象になるとChase広報が回答しています。
ただしオファーの期限は11月18日までなので、申し込むなら期限に注意してください。
既存Premier会員の3択(年$15,000でPlatinum維持/Premier Selectへ/Goldのまま)は、刷新記事に詳しく書いています。
向いている人・向かない人
Premier Selectが向いているのは、次のような方です。
- Confirmable Suite Upgradeに価値を感じる
- F&Bと航空券クレジットを、条件どおり使い切れる
- Platinumの自動付帯と、上限60,000ポイントの無料宿泊券の両方が欲しい
向かないのは、次のような方です。
- IHGに年に1〜2泊しか泊まらない(年会費$0のCredit Cardが無理なく使える)
- Platinumだけが欲しい事業主(年会費$200のBusinessで足りる)
- 空港ラウンジなどのカード付帯特典を重視する
現時点で未確定の点

次の2点は、ソース間で説明が食い違っており、現時点では確定していません。
- ENCを複数のIHGカードで合算できるか:公式規約は、何枚持っても受け取れるのは20ENCのみという書き方。Frequent Milerは、Chase担当者から「規約の文言は誤りで合算できる」と聞いたと記載。Eye of the Flyerの筆者は、合算できないと説明されたとコメント
- Premierから切り替えた場合に、入会ボーナスが付くか:公式の記載は確認できていない
確定した内容が出たら、この記事も更新します。
まとめ

今日はIHG One Rewards Premier Selectを紹介しました。
年会費は$350ですが、自動Platinum、最大28倍、上限60,000ポイントの無料宿泊券に加えて、毎年20ENCでスイートアップグレードを選べる点が際立っています。
F&Bと航空券クレジットを使い切れれば、単純計算で年最大$500になり、年会費を上回ります。
LAUNCH OFFERの入会特典は、3か月$5,000利用で200,000ポイントです。
一方で、5/24ルールがかかり、ラウンジも付かないため、IHGに泊まる頻度と相談して選ぶカードです。
4枚の選び方は、比較記事もあわせてどうぞ。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
申し込みを決めた方は、以下の紹介リンクからどうぞ。






















