こんにちは、ダラス駐在員のアポロです。
今回は、アメリカにお住まいの日本人女性の皆さんに、ぜひ知っていただきたい情報をお届けします。
特に、乳がんの診断を受けた経験がある方にとって、非常に有益なプログラムのご紹介です。
海外での生活は、言葉や文化の違いから思うようなサポートが受けられないことも多いですよね。
特に医療分野では、その壁を強く感じる方も少なくないはずです。
このような状況の中、テキサス大学オースティン校では、
CAI研究とは?
テキサス大学オースティン校の研究チームが実施しているのは、在米日本人女性乳がんサバイバーを対象とした「オンライン疼痛マネジメント支援プログラム」の研究です。
この研究は、アメリカで生活する中で言葉や文化の違いから十分なサポートが受けにくいと感じている方々に、日本語で安心して使えるサポートの場を提供したいという思いから始まりました。
疼痛(とうつう)マネジメントとは、痛みを適切にコントロールし、生活の質を向上させるための取り組みです。
乳がん治療後には、身体的な痛みだけでなく、心理的な負担を抱える方も多くいらっしゃいます。
そうした痛みや気分の落ち込みに対して、科学的根拠に基づいたサポートを日本語で受けられるのは、非常に貴重な機会と言えるでしょう。
プログラムの背景
アメリカの医療システムは複雑で、英語でのコミュニケーションが必須です。
特にメンタルヘルスや痛みの管理といった繊細な分野では、母国語で相談できることの重要性は計り知れません。
テキサス大学のチームは、そうした在米日本人コミュニティのニーズに応える形で、この研究プログラムを立ち上げました。
研究という形式ではありますが、参加者の方々にとっては実質的なサポートを受けられる機会となっています。
プログラムの対象者
プログラムに参加できるのは、以下の条件を満たす方が対象となります。
参加条件
- 18歳以上であること
- 過去に乳がんの診断を受けたことがある人
- 日本人、韓国人、台湾人、中国人であること
- 痛みや抑うつ感を経験したことがある人
プログラムの詳細内容
期間と形式
プログラムの期間は約3か月間です。
オンライン形式で実施されるため、自宅から参加できます。
インターネット環境があれば、アメリカ国内のどこからでも参加可能です。
通院の必要がないため、お仕事をされている方や、移動が困難な方でも無理なく参加できるのが大きなメリットです。
具体的な内容
疼痛マネジメント支援プログラムでは、痛みのコントロール方法や、気分の改善に役立つ技法を学びます。
具体的な内容は研究プロトコルに基づいていますが、参加者一人ひとりの状況に合わせたサポートが提供されます。
オンラインでのセッションやアンケートへの回答などを通じて、プログラムに参加していく形式です。
日本語での対応が受けられるため、安心して自分の状態を伝えることができます。
参加のメリット
プログラムに協力してくださった方には、最大150ドルの謝礼とFitbitのプレゼントがあります。
何よりも大きな利点は、
通常、こうした専門的なサポートを日本語で受けることは、アメリカでは非常に困難です。
申し込み方法と問い合わせ先
公式情報の確認
プログラムの詳細情報は、アメリカ政府の公式臨床試験登録サイト「ClinicalTrials.gov」に掲載されています。
政府公式サイト
https://clinicaltrials.gov/study/NCT06085313
このサイトでは、研究の詳細な情報、参加条件、プロトコルなどを確認できます。
政府機関が管理するサイトですので、信頼性の高い情報源です。
問い合わせ方法
プログラムへの参加を希望される方、詳しい内容を知りたい方は、以下の連絡先までお気軽にお問い合わせください。
研究チーム連絡先
メールでの問い合わせが可能です。
日本語での問い合わせに対応していますので、英語が苦手な方でも安心です。
申し込みの流れ
まずは上記の連絡先に問い合わせをして、詳細を確認することから始めましょう。
研究チームから参加条件の確認や、プログラムの詳しい説明があります。
その後、参加を希望される場合は、必要な手続きについて案内があります。
不安な点や疑問点があれば、遠慮なく質問することが大切です。
まとめ
テキサス大学オースティン校が実施するCAI研究プログラムは、在米日本人女性乳がんサバイバーにとって、非常に価値のある機会です。
言葉の壁なく、日本語で専門的なサポートを受けられる環境は、アメリカではなかなか見つからないものです。
疼痛マネジメントは、治療後の生活の質を大きく左右する重要な要素です。
適切なサポートを受けることで、痛みとうまく付き合いながら、より充実した日々を送ることができるようになります。
最大150ドルの謝礼とFitbitの提供があることも嬉しいですよね。
まずは問い合わせをして、詳しい話を聞いてみることから始めてみてはいかがでしょうか。
以上、少しでも参考になれば幸いです。













