Shipito 関税はいくら?計算方法と10,000円ルールを徹底解説【2025年最新】

Shipito関税はいくら?

こんにちは、ダラス駐在員のアポロです。

Shipitoでアメリカから商品を購入したいけど、関税はいくらかかるの?10,000円ルールって何?消費税はどうなる?

そんな疑問にお答えするために、Shipitoを使った個人輸入時の関税・消費税について詳しく解説します。

本記事では、関税・消費税がかかる基準、計算方法、商品別の関税率、節税テクニックまでまとめました。

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目次【本記事の内容】

Shipitoとは?

Shipito

Shipitoは、アメリカの住所を無料で提供し、アメリカ国内のオンラインストアで購入した商品をその住所に送付し、そこから日本を含む世界各国へ転送するサービスです。

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Shipitoについてより詳しい情報を知りたい方は、Shipito完全ガイドをご覧ください

関税・消費税がかかる基準(10,000円ルール)

アメリカドル

日本に商品を輸入する際、商品の価格が10,000円を超える場合、関税や消費税が課される可能性があります。

これを「10,000円ルール」と呼ぶこともあります。

ただし、商品の種類によっては、10,000円以下でも関税がかかる場合がありますので注意が必要です。

10,000円ルールの詳細

  • 10,000円以下:関税・消費税が免除される場合が多い(商品の種類による)
  • 10,000円超:関税・消費税が課される可能性が高い

この10,000円の基準は、商品価格と送料の合計(課税価格)に対して適用されます

商品価格だけでなく、送料も含めて計算されるため、商品価格が9,000円でも送料が2,000円であれば、合計11,000円となり関税・消費税がかかる可能性があります。

商品の種類による例外

以下のような商品は、10,000円以下でも関税がかかる場合があります。

  • 酒類:アルコール含有飲料は、金額に関わらず関税がかかります
  • タバコ:タバコ製品も金額に関わらず関税がかかります
  • 香水:香水は金額に関わらず関税がかかることがあります

関税と消費税の計算方法

Shipito送料見積もり

関税と消費税の計算は、以下の順序で行われます。

  1. 課税価格を計算する
  2. 関税額を計算する
  3. 消費税額を計算する

課税価格の計算

課税価格には、商品価格と送料が含まれます

課税価格の計算式は以下の通りです。

課税価格 = 商品価格(円) + 送料(円)

Shipitoの手数料(受理手数料、同梱手数料など)は課税価格に含まれませんが、送料は含まれるため注意が必要です。

関税の計算方法

関税は、以下の計算式で求められます。

関税額 = 課税価格 × 関税率

関税率は商品の種類によって異なります

主な商品の関税率は以下の通りです。

商品の種類 関税率
スマートフォン 0%(無税)
ノートパソコン 0%(無税)
衣類(一般) 10.9%または16.4%
30%または24%
食品(一般) 5%〜30%(商品による)
化粧品 6.4%または9.1%

関税率は商品のHSコード(商品分類コード)によって決まります

正確な関税率は、税関のウェブサイトで確認できます。

消費税の計算方法

消費税は、関税を含めた金額に対して10%が課されます。

消費税の計算式は以下の通りです。

消費税額 = (課税価格 + 関税額)× 10%

関税額を計算した後に消費税を計算するため、関税額が高い商品ほど消費税額も高くなります

実際の計算例

具体的な計算例を紹介します。

例1:iPhone(スマートフォン)を購入した場合

  • 商品価格:$999(約15万円、為替レート1ドル=150円と仮定)
  • 送料:$50(約7,500円)
  • 課税価格:157,500円(150,000円 + 7,500円)
  • 関税率:0%(無税)
  • 関税額:0円
  • 消費税額:15,750円(157,500円 × 10%)
  • 合計税金:15,750円

例2:衣類(関税率10.9%)を購入した場合

  • 商品価格:$100(約15,000円)
  • 送料:$30(約4,500円)
  • 課税価格:19,500円(15,000円 + 4,500円)
  • 関税率:10.9%
  • 関税額:2,125円(19,500円 × 10.9%、端数処理)
  • 消費税額:2,162円((19,500円 + 2,125円)× 10%、端数処理)
  • 合計税金:4,287円

例3:10,000円以下の商品を購入した場合

  • 商品価格:$50(約7,500円)
  • 送料:$20(約3,000円)
  • 課税価格:10,500円(7,500円 + 3,000円)

課税価格が10,000円を超えているため、関税・消費税がかかります

商品価格だけでなく、送料も含めて10,000円以下に抑える必要があります。

実際の支払い実績:iPhone17とアクセサリーを購入した場合

実際に購入して支払った関税・消費税の実績を紹介します。

  • 購入商品:iPhone17を2個、シリコンラバーケース1個、ストラップ1個
  • 商品価格:$1,766(米ドル)
  • Shipito送料(保険込み):$61.9(米ドル)
  • 課税価格:商品価格 + 送料 = $1,827.9(米ドル)
  • 税関が使用した為替レート:155.51円/ドル(12月14〜20日週(米ドル)、税関公式週次一覧)
  • 課税価格(円換算):$1,827.9 × 155.51円 = 約284,260円
  • 関税率:0%(スマートフォンは関税なし)
  • 関税額:0円
  • 消費税額:16,740円(実際の支払い額)
  • 合計税金:16,740円
  • 支払い方法:代引き(現金)
  • 支払い場所:玄関先

スマートフォン(iPhone)は関税が0%(無税)ですが、消費税は課税価格に対して10%がかかります

税関が使用した為替レート(155.51円/ドル)で計算すると、課税価格は約284,260円となり、理論上の消費税は約28,426円になりますが、実際の支払い額は16,740円でした

計算が微妙に合わない場合もありますが、税関の為替レートや計算方法の参考としてご確認ください

実際の関税・消費税の計算は、税関が使用する為替レートや端数処理などの影響で、予想と異なる場合があります。

商品到着時に配送業者から代引きで請求され、玄関先で現金支払いとなりました

商品別の関税率

注意

商品の種類によって関税率は異なります。主な商品の関税率を紹介します。

スマートフォン・電子機器

商品 関税率
スマートフォン(iPhone、Androidなど) 0%(無税)
ノートパソコン 0%(無税)
タブレット 0%(無税)
スマートウォッチ 0%(無税)
デジタルカメラ 0%(無税)
ゲーム機 0%(無税)

スマートフォンやパソコンなどの電子機器は、基本的に関税がかかりません(無税)

ただし、消費税は課税価格に対して10%がかかります。

衣類・ファッション

商品 関税率
衣類(一般) 10.9%または16.4%
30%または24%
バッグ・ハンドバッグ 10%または12%
時計 0%〜3.7%(種類による)
アクセサリー 0%〜8%(種類による)

衣類や靴は関税率が高めです

特に靴は30%と高い関税率が設定されているため、関税額が大きくなる可能性があります。

食品・飲料

商品 関税率
スナック菓子 5%〜10%
チョコレート 10%
コーヒー 12%または29%(種類による)
お茶 17%
酒類 金額に関わらず関税がかかる

食品は関税率が商品によって大きく異なります

また、酒類は金額に関わらず関税がかかるため、注意が必要です。

化粧品・スキンケア

商品 関税率
化粧品(一般) 6.4%または9.1%
香水 金額に関わらず関税がかかる
スキンケア商品 6.4%または9.1%

化粧品も商品によって関税率が異なります

香水は金額に関わらず関税がかかるため、注意が必要です。

オレゴン倉庫利用によるアメリカ消費税免税

Shipito倉庫

Shipitoのプレミアムメンバーシップに加入すると、オレゴン州の倉庫を利用でき、消費税(Sales Tax)を回避することが可能です。

カリフォルニア州は消費税率が高いため、高額商品を購入する場合は、プレミアム会員になってオレゴン州の倉庫を利用する方がお得になることが多いです。

アメリカ消費税と日本の関税・消費税の違い

  • アメリカ消費税(Sales Tax):アメリカで商品を購入する際にかかる税金(州によって税率が異なる)
  • 日本の関税:日本に商品を輸入する際にかかる税金
  • 日本の消費税:日本に商品を輸入する際にかかる消費税(10%)

オレゴン州の倉庫を利用することで、アメリカ消費税を回避できますが、日本の関税・消費税は別途かかります

プレミアム会員の料金と効果

プレミアムメンバーシップの月額料金は$10(米ドル)ですが、1ヶ月で退会すれば安く済むので、1ヶ月だけ登録することをお勧めします

カリフォルニア州 vs オレゴン州の比較例

例:iPhone $999(約15万円)を購入した場合

項目 カリフォルニア州倉庫 オレゴン州倉庫(プレミアム)
商品価格 $999 $999
アメリカ消費税(約7.25%) 約$72(約10,800円) $0(免税)
プレミアム会員料金 $0 $10(約1,500円)
トータルコスト 約160,800円 約151,500円

この例では、プレミアム会員になってオレゴン倉庫を利用することで、約9,300円の節約になります

関税を最小限に抑える方法

オンラインショッピング

関税を最小限に抑えるためには、以下の方法があります。

方法1:商品価格を10,000円以下に抑える

商品価格と送料の合計を10,000円以下に抑えることで、関税がかからない場合があります

ただし、商品の種類によっては、10,000円以下でも関税がかかる場合があるため注意が必要です。

方法2:送料を抑える(同梱サービスを利用)

Shipitoの同梱サービスを利用することで、複数の荷物をまとめて発送し、送料を最大80%削減できます

送料が削減されれば、課税価格も下がるため、関税・消費税も抑えられます。

方法3:オレゴン倉庫を利用してアメリカ消費税を回避

プレミアム会員になってオレゴン州の倉庫を利用することで、アメリカ消費税を回避できます

高額商品を購入する場合は、プレミアム会員料金よりもアメリカ消費税の方が高い場合が多いため、トータルでお得になります。

方法4:商品の種類を選ぶ

関税率が低い商品を選ぶことで、関税額を抑えられます

例えば、スマートフォンは関税率0%ですが、靴は30%と高いため、商品選びも重要です。

関税申告の流れ

チェックマーク

関税申告の流れは以下の通りです。

ステップ1:税関申告書の作成

Shipitoでは、税関申告書の作成を代行するサービスを提供しています

税関申告書には、商品の内容や価格を正確に記載する必要があるため、Shipitoのサービスを利用することで、手続きをスムーズに進められます。

  • 無料アカウント:$7(米ドル)
  • プレミアムメンバーシップ:$5(米ドル)

ステップ2:通関手続き

商品が日本に到着すると、税関で通関手続きが行われます。

通関手続きには数日かかることがあります

ステップ3:関税・消費税の支払い

関税・消費税がかかる場合は、商品到着時に配送業者から請求されます

支払い方法は代引き(現金)となります

商品が玄関先に届いた際に、配送業者から直接関税・消費税を請求され、現金で支払います。

関税・消費税の支払いには現金を準備しておく必要がありますので、商品到着時に備えて用意しておきましょう。

よくある質問

FAQ

Q1. 関税は必ずかかりますか?

A. いいえ、商品価格と送料の合計が10,000円以下の場合、関税がかからない場合が多いです。

ただし、商品の種類によっては、10,000円以下でも関税がかかる場合があります。

Q2. 予想以上の関税が請求された場合はどうすればいいですか?

A. 税関に問い合わせて、関税額が正しいか確認することをおすすめします。

税関申告書に記載された商品価格や種類が間違っている可能性があります。

Q3. 関税は誰が支払うのですか?

A. 商品を受け取る人が支払います。

商品到着時に、配送業者から関税・消費税が請求されます。

支払い方法は代引き(現金)となります。商品が玄関先に届いた際に、現金で支払います。

Q4. 関税を払わないとどうなりますか?

A. 商品を受け取ることができません。

関税・消費税を支払わないと、商品が税関で留置され、受け取ることができません。

Q5. アメリカ消費税と日本の関税・消費税の違いは何ですか?

A. アメリカ消費税は、アメリカで商品を購入する際にかかる税金です。日本の関税・消費税は、日本に商品を輸入する際にかかる税金です。

オレゴン州の倉庫を利用することで、アメリカ消費税を回避できますが、日本の関税・消費税は別途かかります。

Q6. 関税率はどうやって確認できますか?

A. 税関のウェブサイトで確認できます。

税関のウェブサイトで、商品のHSコード(商品分類コード)を調べて、関税率を確認できます。

Q7. 送料も課税価格に含まれますか?

A. はい、送料も課税価格に含まれます。

商品価格だけでなく、送料も含めて関税・消費税が計算されます。

Q8. Shipitoの手数料も課税価格に含まれますか?

A. いいえ、Shipitoの手数料(受理手数料、同梱手数料など)は課税価格に含まれません。

課税価格には、商品価格と送料のみが含まれます。

Shipito関税まとめ

Shipito関税はいくら?

Shipitoを使った個人輸入時の関税・消費税について、まとめました。

関税・消費税は、商品価格と送料の合計(課税価格)が10,000円を超える場合にかかります

関税率は商品の種類によって異なり、スマートフォンなどの電子機器は0%、靴は30%と高い関税率が設定されています。

プレミアム会員になってオレゴン州の倉庫を利用することで、アメリカ消費税を回避できます

高額商品を購入する場合は、プレミアム会員料金よりもアメリカ消費税の方が高い場合が多いため、トータルでお得になります。

関税を最小限に抑えるためには、商品価格と送料の合計を10,000円以下に抑える、同梱サービスを利用して送料を削減する、関税率が低い商品を選ぶなどの方法があります。

Shipitoを活用して、関税・消費税を理解した上で、お得にアメリカから商品を購入する一助になればと思います。

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Shipitoについてより詳しい情報を知りたい方は、Shipito完全ガイドをご覧ください

完全ガイドでは、Shipitoの使い方から料金体系、配送日数、禁止商品リストまで、Shipitoについて知っておくべきすべての情報を網羅しています。

また、配送日数について詳しく知りたい方は、関連記事もご覧ください

以上、少しでも参考になれば幸いです。