アメリカで中古車を1年間乗ってみた維持費まとめ

こんにちは、アポロです。

記念すべき100記事目となりました。

いつもひそかに愛読されている方も、今日たまたま通りすがった方も読んで頂き、ありがとうございます。

今日は中古車を1年間乗ってみた維持費について考察します。

日本は世界一、自動車の維持費が高いと言われていますし、アメリカは維持費が安いと言われていますが、実際のところどうなんでしょうか。

これからアメリカに駐在される予定の方、車を購入される方の参考になれば幸いです。

車選びについての記事もまとめましたのでぜひ参考にしてください。

車の維持費について以下のカテゴリーに分けて詳細を説明したいと思います。

目次【本記事の内容】

1.税金(所得税)

2.自動車保険

3.NTTAタグ(高速、DFW駐車場)

4.駐車場(会社、アパート)

5.ガソリン

6.メンテナンス

7.車検

8.まとめ

1.税金(取得税)

僕は10年落ちの国産メーカー(Nissan)を選択しました。

車体価格は$9,000以下でした。

$15,000程度出せばSUVの中古など選択肢が広がりますが、家具など一式そろえる必要があり赴任当初はとにかくお金がありませんでした。

$9,000に税金や登録費用、諸々手数料がかかり、合計で$10K以下になりました。

税金はそれぞれの州で異なってくるのであくまでも目安ですが、Sales Tax及び登録費用で合計$600諸々手数料が$200程度でした。

もちろん車体価格が高くなればその分税金は高くなります。

きっとこの記事を読まれている方は新車や外車を乗り回すことでしょう(羨望の眼差し、、)

税金:$600(Sales Tax及び登録費用として)

2.自動車保険

アメリカでは自動車保険は基本的には義務となっています。

日本でいう自賠責保険みたいなものはありませんが民間の自動車保険への加入が必要です。

自動車購入時や車検更新時には有効期限内の保険を持っていないと門前払いされます。

僕もこのことを知らずに中古車を購入しに行って、その場で自動車保険に入らされました。

ただし後述するとおりアメリカの自動車保険は日本と比べると割高です。

そのため最低限の自動車保険にしか加入していないアメリカ人もちらほらいると聞きます。

駐在中の上司も軽い事故に遭遇して相手が20代で修理代が回収できるか不安だった、といったこともありました。

どうしても避けられない自動車保険、日本語の通じる日系保険会社や代理店でもいいのですが、多少高くつきます。

僕は日本でもネット系の保険会社に加入していたので格安保険会社にあまり抵抗はありません。

ググれば専門用語もすぐに分かるので特に心配事項はありませんでした。

アメリカではGEICOなどが大手です。

GEICO公式HP

日系保険会社からGEICOのような保険会社に乗り換えるだけでも保険金額が下がります。

高い買い物ですので、少しでも浮かして節約してもらえればと思います。

我が家ではおおよそ年間$3,500払っています。

もちろん自動車の契約台数や諸条件によって異なってきますので参考にはならないかもしれませんが、日本と比較すると自動車保険はかなり高いです。

日本だと5~10万円程度ですもんね。

とはいえ何かあったら怖いので条件はかなりいい方にしています。

自動車保険:$3,500

3.NTTAタグ(高速、DFW駐車場)

NTTAタグは日本でいうETCのようなものです。

テキサスではNTTAタグが使われています。

州によってシステムが異なるので他州に住まれている方は参考程度に見てください。

NTTAタグについてはこちらの記事にまとめています。

NTTAタグの支払い履歴は最長3ヶ月確認できました。3ヶ月で約$50でした。

1年間だと4倍して$200になります。

1ヶ月で高速料金が$17程度ですので、日本よりは安いでしょうね。

さらに夏休みに1週間程度DFWに駐車していたこともあったのでそれだけで$100くらい発生しています。

ここでは概算としてNTTAタグを用いた駐車場代もおおよそ1年間で$200としておきます。

NTTAタグ:$400($200(高速)+$200(駐車場))

4.駐車場(会社、アパート)

広大な土地を有するテキサス州ダラス、駐車場で料金を請求されることはほとんどありません。

会社もアパートも無料です。非常に助かります。

アパートでは階段や出口に近いところは一部有料で優先的に駐車できる仕組みになっていますが、僕は空きスペースで十分なので契約していません。

ダウンタウンやスポーツなどイベント開催時は駐車場がかかりますが、これまでにいくら支払ったか正確に覚えていないのと、維持費ではなく交際費や娯楽費のカテゴリーになりそうなので維持費としての駐車場料金は$0としておきます。

駐車場:$0

5.ガソリン

アメリカのガソリンは日本と比べて格安です。

そもそも日本はガソリン税と消費税の二重課税となっているのも高い理由です。

対してアメリカはおおよそ日本の6割程度の金額となっています。
(日本が100円であればアメリカは60円くらいの感覚)

ガソリンを入れる頻度はアパートから職場の近さに比例しますが、僕の場合だとガソリン満タンで$25程度、それが月に2回くらいなので1か月あたり$50くらいが目安です。

もちろん車でヒューストンやオクラホマに行ったときなど遠出が多かった月はこれ以上かかることもありますが、毎月$50を維持費としてのガソリン代とします。

ガソリン:$600(毎月$50×12か月)

6.メンテナンス

中古車を1年間乗っていましたが、僕の愛車は以下の項目のメンテナンスが必要になりました。

  • ブレーキランプが消えている
  • 空気圧ランプが時々点灯する
  • シートベルトが戻らない

10年落ちの中古車ってこんなもんなんですかね笑

ブレーキランプは購入したばかりに運悪く消えてしまいました。

ランプにも寿命はあるので仕方ないのですが、タイミング悪かったですね。

購入して1か月も経過していなかったので購入したCar Maxで無料で交換してもらえました。

空気圧ランプの点灯は特に冬になると多くなります。

あまり気にしないドライバーが多いと聞きますが、僕は万が一のパンクリスクに備えて空気圧ランプを交換することにしました。

タイヤの空気圧はDiscount Tireで無料で点検、加圧してもらえます。

空気圧入れてもランプの点灯は直らなかったので仕方なく点検することにしました。

空気圧ランプの交換も購入したCar Maxでお願いしましたが、工賃込みで$120くらい請求されました。

まぁ安全のためにしょうがないかなぁ、ということで交換を依頼しました。

最後にシートベルトについて。

3月くらいに運転席のシートベルトが戻らなくなりました。

文字通りべろんべろんの状態。

シートベルトを戻すリールがバカになってしまったんでしょうね。

いつも通りCar Maxにいって見積もってもらいましたが、工賃及び部品代で$400くらいの見積もりになりました。

日本だったら1、2万円でできるだろうなぁと思い、ほかでも見積もってもらうことにしました。

Kwik Karや小さいリペア工場などいろいろ周ったのですが、一番いい回答はNissanでした。

正規ディーラーなので一番高いと思っていたNissanで見積もってもらったところ最大でも$150、保証内であれば無料になるとの回答をいただきました。

10年落ちの中古車なので$150払う覚悟で見積書にサインし、修理をお願いしましたが、なんと保証内で無料でした。

最初から日産に行けばよかったですね。

今後何かトラブルが起こったらCar MaxではなくNissanに行こうと決意しました。

シートベルトは修理しないと車検に通らないのでどちらにしても修理する予定だったので無料になってよかったです。

メンテナンス:$125(空気圧ランプの交換)

7.車検

アメリカの車検制度は州によって異なります。

詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてください。

テキサス州は年に1回、車検をする必要があります。

ただし車検の費用は格安で、検査費用だけであれば$25で済みます。

僕は推奨された冷却水やブレーキオイルの交換もお願いしましたが、それでも車検費用込みで$200でした。

所要時間も30分以下とクイック点検。

車検が完了すると車両登録の更新が必要となります。

更新後に窓ガラスに張る車検シールがもらえます。

オンラインで申請すると$1ディスカウントされ、車検更新費用は合計$75でした。

車検:$275(車検$200及び車両登録費用$75として)

まとめ

今までの維持費項目をまとめます。

  1. 税金(取得税)⇒$600
  2. 自動車保険⇒$3,500
  3. NTTA(高速、駐車場)⇒$400
  4. 駐車場(会社、アパート)⇒$0
  5. ガソリン⇒$600
  6. メンテナンス⇒$125
  7. 車検⇒$275

自動車の1年間の維持費として合計で$5,500という試算になりました。

自動車保険が6割以上と圧倒的な割合を占めていますね。

2年目以降は車を買い換えない限りは税金が発生しませんし、コンディション次第ではメンテナンス不要なのでさらに維持費は下がりそうです。

日本は世界一、自動車の維持費が高いと言われていますが、おおよそ$4,000くらいですのでアメリカの方が高いということが判明しました。

通勤手当が出る会社はその手当金額と比較しながらアメリカのカーライフを満喫して頂ければと思います。

以上、少しでも参考になれば幸いです。