アメリカで車購入~新車、中古車、リースの比較

今回はアメリカで必要になる車の入手方法について説明します。

ニューヨークなどの都市部を除いてアメリカ駐在ではほぼ必ず車は必要になってきます。

ダラスでも当てはまり、車がないと生活できません。

国際運転免許証は発行から1年間有効ですが、テキサス州の場合は注意が必要です。

なぜなら引っ越してから1か月以内に免許証取得が推奨されているからです。

実際問題、テキサス州に住んでいる証明が免許試験時に提出が要求され、アパート決めて公共料金の領収証を受け取るまで1か月以上かかるので不可能なんですが。。アメリカではよくあるジレンマのひとつです。

他州の方はその州の決まりに従いましょう。

目次【本記事の内容】

1.テキサスの車事情
2.自動車価格の下落率
3.新車の場合
4.リースの場合
5.現金払いかローン払いか
6.まとめ

テキサスの車事情

名古屋からテキサスに赴任しましたが、日本と同じような状況みたいです。

愛知県は日本で16年連続交通事故死者数を出しています。(2018年現在)

日本で最悪の数字です。(それでも2018年はようやく100人代まで減少したみたいですが)

なんと、テキサスでもアメリカで一番交通事故死者数が多いみたいです。。

確かに運転していると運転の悪さが目立ちます。

ウィンカー出さずに車線変更なんて当たり前です。

安全運転で車間距離十分にとっているのにいきなり横入りされます。

最初は戸惑いましたが、慣れたら動揺せずに運転できるようになります。

さて、本題のアメリカでの車選びの件、結論から言えば中古車現金払いの一択です。

僕自身、2年の契約で駐在を始めたので、2年という期間を考慮して考えましたが、一般的な駐在期間の3年でもほとんど同じ結果となります。

1年前後の短期間だとまた違う意見がありそうです。

まずは自動車価格の下落率についてまとめてみました。

自動車価格の下落率

新車の場合で毎年25~30%、中古車の場合(3年以上)で10%の下落率が相場です。(メーカーや型式、購入してからの車のコンディションによってもちろん異なってきます)

日本では10万キロで買い替えの目安と言われますが、アメリカでは10万マイル(約16万キロ)超えの中古車が珍しくありません。

それでも上記のようにあまり目立ったように下落しないと言われています。

その代わり、新車や3年未満の新古車は下落率が大きいと言われているため、注意が必要です。

新車の場合

どうしても新車にこだわりたい人以外は、駐在員にとってあまりメリットはありません。理由は下落率が大きいからです。

アメリカは移動のほとんどを車でしていますが、乗り回している割に非常に丈夫です。

日本人はオイル交換だったり、日々のメンテナンスに気を使いすぎているような印象を受けます。

アメリカは車検が毎年義務付けられていますが、日本のように部品の交換はたくさんせずに最低限しか行われません。

中古車の場合

販売から3年以上経過すると値崩れしにくくなります。普通のセダンで$10,000前後で購入できます。

SUVの方がプラス$5000程度高くなります。

テキサスは雪がほとんど降らない地域なので必ずしもSUVである必要はありませんが、北の方であればSUVを買わざるをえないでしょう。

他のSUVのメリットは収納スペースが広いところですね。

赴任当初は引っ越しや家具選びなどで荷物運搬をすることが多いので、SUVだと重宝するかもしれません。

$15,000程度の中古車が多い印象ですが、多少高くてもあまり下落しないので売るときのことを考えれば$10~18Kあたりの中古車を買っておくと帰任するときも損しなくていいでしょう。

ちなみに僕の場合はCar maxで中古車を購入しました。

Car maxに行けば、ディーラーの人が何人もいて、予算だったり、希望車種を聞かれていくつかの候補を教えてくれるので、非常に助かりました。

リースの場合

リースは2年から契約してくれるメーカーがほとんどですが、駐在員は様々な要因で赴任期間が変更になります。

例えば後任者の引継ぎのため、3か月延長になってもメーカーは基本的に許可してくれません。3か月はレンタカーになってしまいます。

逆に短くなった場合でも基本的に残高は返済が義務付けられています。

また、4,5年と長く契約した方が割安になるため、2年前後だとどうしても割高になってしまいます。

走行距離にも制限があり、契約時に決められた年間マイレージを超えると追加料金を取られてしまいます。

出張や毎月の旅行などで意外と遠出することがあるため、あまりお勧めできません。

最新の車種に乗れたり、初期費用が低く毎月の出費が抑えられたりするのがメリットですが、トータルで払う金額は中古車並みに高くなることを計算しておきましょう。

また、アメリカの運転免許証がないとリース契約できないメーカーもあるため、リースを選択する場合は交渉前に予め確認しておきましょう。

現金払いかローン払いか

赴任した当初は信頼がなく、クレジットスコアもないため、ローン払いは厳しいかもしれません。

会社によっては低金利でローンが組める場合があるので、人事に相談してみましょう。

無駄な金利を払わないようにするためにやはり現金一括払いが推奨されます。

まとめ

以上のことから、アメリカ駐在での車選びは中古車を現金払いで購入の一択となります。

ドアーツードア(Door to Door)となり、運動不足にもなるため意識して運動するようにしましょう’。

僕は4階の住人ですが、あえて1階に駐車して駐車場から部屋までは階段で移動しています。

テキサスは運転荒いですが、慣れてしまえば道も広く快適なので、いい相棒(車)と充実した駐在ライフをお過ごしください♪