こんにちは、アポロです。
アメリカへの駐在や留学が決まった方で心配事のトップ10に入る携帯電話事情。
ブログ経由でもたくさんお問い合わせいただきます。
毎回懇切丁寧に回答していましたが、さすがに同じような質問をよくもらうので新規記事としてまとめてみました。
これから渡米される方の参考になればうれしいです。
目次【本記事の内容】
- 1.携帯電話番号はアメリカ暮らしで必須
- 2.アメリカ大手携帯会社の契約注意事項
- 3.【長期駐在・留学】日本語サポート可能なアメリカ携帯サービス
- 3-1.アメスマ
- 3-2.ハナセル
- 3-3.アメスマとハナセルを比較してみた
- 4.格安携帯会社Tello(5ドルから契約可能)
- 5.【短期出張・旅行】eSIMでSIM交換不要に(airaloが全世界格安)
- 6.アメリカの携帯電話事情まとめ
携帯電話番号はアメリカ暮らしで必須
携帯電話番号はアメリカ暮らしで必須です。
アメリカ暮らしで、というよりもはやスマホがなければ生活できない時代になってしまいました。
携帯番号はたとえば以下のような状況で必要になります。
- 学校の友人や会社の同僚との日々のやり取り
- アパート契約や銀行口座開設時に記載する連絡先
- レストランの予約、当日の席の用意ができました連絡
- Uberのようなライドシェアでもたまに運転手から電話が来る
- 二段階認証でショートメッセージにワンタイムパスワードが届く
- ログイン時の本人確認で電話番号の下4桁を入力することがある
細かいこと挙げたらキリがなくなりますが、携帯電話がなければ日本でも不便なことは容易に想像がつきますよね。
ちなみに日本は11桁の電話番号ですが、アメリカは10桁と一桁少ないです。
そのため間違い電話や迷惑電話も日本より多い印象があります。
アメリカ大手携帯会社の契約注意事項
日本の大手携帯キャリア会社がソフトバンク、ドコモ、auがあるように(楽天も大手か?)
アメリカも大手と呼ばれるキャリア会社があります。
AT&T、T Mobile、Verizon、Sprintの4社が有名です。
それぞれお住まいの州によって電波が入りやすいエリア、入りにくいエリアがあります。
これは日本でも都会に強い会社、山間部に弱い会社があるのと同様です。
大手を選んでも別に構わないのですが、注意事項として契約時の2年間縛りが有名です。
日本でも同じですが契約時や契約更新時に2年間という縛りがあり、中途解約すると解約金が発生する場合があります。
解約金は下手すると数百ドル請求されることもあるので注意が必要です。
学生の場合、卒業後もアメリカに残るか、日本に帰国して就職先を探すか、によって滞在年数は変わりますし、駐在も会社都合で延長したり逆に早期帰国することになることがあります。
短期でも長期でもアメリカの大手キャリア会社と契約することはあまりメリットがないのです。
そこで日本語サポートしてくれるアメリカの携帯サービスを紹介します。
【長期駐在・留学】日本語サポート可能なアメリカ携帯サービス
駐在員の場合、会社から支給されることがありますが、ご家族のために別途契約が必要になることがあります。
スマホは一人一台持っていたほうが何かと不便な海外暮らしにも安心です。
日本語サポートもあると駐妻にも評判高いです。
本記事では日本語対応可能なアメリカ携帯サービスを2社、紹介します。
アメスマ
最初に紹介するのはアメスマです。
社長が同じテキサス州ダラス在住ということで勝手に親近感を沸いています笑。
(ダラスに住んでいる人で悪い人はいない説)
日本にいながらアメリカのSIMカードを届けてくれます。
アメスマの料金プランは以下の4プランです。
- 月25ドル(米国内通話200分無料(超過分15セント/分)、高速データ2GB)
- 月35ドル(米国内通話し放題、高速データ2GB)
- 月50ドル(米国内通話200分無料(超過分15セント/分)、高速データ無制限)
- 月55ドル(米国内通話し放題、高速データ無制限)
アメスマは回線開通手数料として初月のみ34.99ドルかかります。
アメリカ国外発信は1.50ドル/分とやや割高ですが55ドルに10ドルの国際通話オプションをつけると日本含めた50か国以上に無料でかけ放題になります。
2年間縛りもなく解約金はありません。
またアメスマは渡米してキャリアを積んでいる有名人とタッグを組んでいます。
たとえばギルティ侍こと玉城大志さん、メジャーリーガーの有原航平選手などです。
この辺はプロモーションがうまいなぁとつくづく感じています。
ハナセル
ハナセルは2022年に15周年を迎えた日本人向けのアメリカ携帯電話サービスです。
申し込みから解約まですべて日本語で対応可能、SIMも日本に送料無料で発送してくれます。
ハナセルの料金プランは以下です。
- 月9.99ドル(米国内通話27セント/分、データ27セント/MB)
- 月29ドル(米国内通話27セント/分、高速データ2GB)
- 月49ドル(米国内通話し放題、高速データ2GB)
- 月59ドル(米国内通話し放題、高速データ6GB)
- 月79ドル(米国内通話し放題、高速データ無制限)
月額9.99ドルプランは格安ですが、データ1GB使うだけで276ドルになるので家でWi-Fi使う人などに限られます。
国際電話は日本とカナダは27セント/分、そのほかの国は2.5ドル/分となります。
2年間縛りもなく解約金はありません。
ブログ記事内の紹介リンク経由の申し込みで10ドルクーポンがもらえます。
(念のため断っておくと案件ではないため私には1セントも入りません笑)
初期費用がかからず割引もあるので渡米直後の初期費用を抑えたい方にオススメです。
アメスマとハナセルを比較してみた
携帯電話会社と契約するときは以下のような条件から選ぶと思います。
いろんな条件でアメスマとハナセルの2社を比較してみました。
- アメリカ国内通話時間はどれくらいか
- アメリカ国外通話はするのか
- 毎月のデータ利用量はどれくらいか
- 携帯電話料金にどの程度払えるか
1.とにかく安く済ませたい方
月額料金だけ見るとハナセルの一択です。
日本語サポートもある中で9.99ドルは破格です。
アメリカの格安キャリアTelloは5ドルから提供していますがTelloは英語のみ。
9.99ドルは日本でも格安キャリア相当の価格設定です。
(Telloについては後述しています)
2.電話はあまりしない場合(データ容量2GB)
データ容量2GBで通話料金はかけた分だけ請求されるプランで比較してみます。
アメスマ25ドルに対して、ハナセル29ドルです。
通話料金はアメスマが200分無料で超過分が15セント/分、
ハナセルが27セント/分なのでちょっとアメスマの方が安く感じます。
3.通話し放題、データ容量2GBの場合
通話し放題、データ容量2GBの条件で比較してみましょう。
アメスマ35ドルに対して、ハナセル49ドルです。
14ドルの差になりました。
4.通話し放題、データ容量無制限の場合
最後に通話し放題、高速データ使い放題の条件で比較してみます。
アメスマ55ドル、ハナセル79ドルになりました。
24ドルの差になり料金だけ比較するとアメスマが有利です。
ただアメスマは初期回線手数料が35ドルに対して、ハナセルは無料です。
契約期間、ウェブサイトの分かりやすさ、ヘルプデスクのアフターサービスなど、
料金以外も比べてみて安心できる契約先を選べるといいですね。
格安携帯会社Tello(5ドルから契約可能)
日本でも大手携帯キャリア会社と格安キャリアがあるようにアメリカでもあります。
代表的なキャリア会社としてTelloを紹介しておきます。
Telloについては別記事でまとめています⇒
ブログ記事内の紹介リンク経由で10ドルのクーポンがつきます。
月額料金はなんと5ドルから!
データ容量など細かく設定できるのでお使いのシーンによって自由に選択できます。
メリットは圧倒的に安い料金、アメリカの携帯電話番号がもらえること(当たり前ですが)。
デメリットは格安あるあるとして通信速度が少し遅いこと、SIMカードを渡米してからアメリカで購入する必要があることです。
あと日本語のサポートは一切ないので全て自力でやる必要があります。
【短期出張・旅行】eSIM(airaloが全世界格安)
駐在や留学など長期滞在向けではないのですが、eSIMというサービスも紹介しておきます。
技術の進歩によりSIMカードの差し換えが不要になりました。
ひと昔前だと海外旅行に行ったときにSIMカードを現地で差し替え、
日本のSIMカードを大事にパスポートや財布といっしょに保管した経験、
旅行好きなら一度はあるのではないでしょうか。
それが今やアプリ内でSIMカードの差し換えと同等のことができてしまう時代になりました。
世界的に有名で、価格が素晴らしく安いのがairaloというサービスです。
airaloが全世界格安のeSIMサービス。日本やアメリカ含む190か国のインターネットが利用可能。地域ごとや87か国周遊プランなども選択できる
世界190か国以上に対応しており、それぞれの国や地域でデータ容量を販売しています。
ただし現地の電話番号は持てません。
海外で不自由なくインターネットができるサービスと思ってください。
アメリカだと以下のプランがあります。
- 1GB、7日間有効:4.5ドル
- 3GB、30日間有効:11ドル
- 5GB、30日間有効:16ドル
- 10GB、30日間有効:26ドル
日本でもeSIMプランがあるので、日本への一時帰国にも使えるかもしれません。
日本の料金プランは以下となります。アメリカより少し高いです。
- 1GB、7日間有効:6ドル
- 3GB、30日間有効:14ドル
海外旅行にはeSIMを使うという選択肢を覚えておくといつか役に立つでしょう。
アメリカの携帯電話事情まとめ
今日はアメリカの携帯電話事情を詳しく説明してみました。
アメリカの大手携帯キャリアは2年縛り契約というところも多く、留学や駐在でも意外と不向きです。
日本語サポート可能なアメスマとハナセルという2社を紹介しました。
どちらも日本にいながらSIMカードが購入でき、渡米前から準備することができます。
アメリカの格安スマホの代表としてTelloを紹介、なんと最安5ドルから携帯電話が持てます。
電話番号はもらえませんが、eSIMという新しい仕組みも最後に紹介しました。
eSIMの代表としてairaloがあり、世界中のインターネットがSIMを物理的に差し替えることなく利用することができてしまいます。
渡米準備には欠かせないアメリカの携帯電話。
満足のいくサービスが選べたらいいですね。
以上、少しでも参考になれば幸いです。