こんにちは、クレジット研究家のアポロです。
今日は日本への本帰国時にアメリカ発行のAmexグリーンカードを持ち帰るべき理由について解説します。
AMEXはゴールドカードやプラチナカードもありますが、コスパの観点からグリーンカードが最強になります。
アメリカで使うならゴールドやプラチナを持っていてもいいですが、日本ならグリーンカードが最有力になります。
なお今日紹介するのはアメリカ発行のAmexグリーンカードで、日本で発行しているアメックスのグリーンカードとは異なります。
目次【本記事の内容】
- 1.アメリカ発行Amexグリーンカードについて
- 2.入会特典は45000MRポイント
- 3.ホテルで3倍【じゃらんや楽天トラベル利用でもOK】
- 4.トラベルで3倍【Suicaや新幹線でも有効】
- 5.レストランで3倍【たまにAMEXが使えない】
- 6.アメリカ発行Amexゴールドと比較(日本で利用すると仮定)
- 7.日本のAmexグリーンカードと比較
- 8.注意事項
- 8-1.レンタカーやガソリンは対象外になることも
- 8-2.アメリカの銀行口座を維持する必要がある
- 8-3.ICチップの暗証番号は設定できない
- 9.アメリカ発行Amexグリーンカードが日本で最強な理由まとめ
アメリカ発行Amexグリーンカードについて
アメリカ発行のAmexグリーンカードについては別記事で徹底レビューしています。
グリーンカードについて詳しく知りたい方は併せて御覧ください。
海外為替手数料も無料で、2022年7月現在、非常に円安となっています。
海外から日本に旅行へ来た富裕層のように爆買いしても安く感じることでしょう。
入会特典は45000MRポイント
入会特典は45000MRポイントです。
入会時期によって多少ばらつきがあり、4~5万ポイントになることが多いです。
通常3か月以内に2000ドルの利用でもらえる入会特典ポイントで、通常の買い物でもらえるポイントとは完全に別にもらえる入会特典です。
3倍還元のカテゴリーで使うと2000ドル利用で6000ポイントが、通常カテゴリーで利用しても2000ポイントがもらえます。
(2000ドル利用した場合、入会特典で45000ポイント、そのほかに2000~6000ポイントがもらえることになります)
年会費が150ドルかかりますが、たとえ1年間だけ保有して解約してもお釣りが来る計算になります。
貯めたMRポイントは日本であればANAマイルに1ポイント1マイルで交換もできます。
ANAマイルは日本で本当に重宝しますし、5万マイルもあれば夫婦で国内旅行往復が余裕で無料になるくらいの破壊力を持っています。
ホテルで3倍【じゃらんや楽天トラベル利用でもOK】
まずAmexグリーンカードはホテルカテゴリーで3倍還元になります。
これはヒルトンやマリオットのようなアメリカのホテルチェーンに限った話ではありません。
じゃらんや楽天トラベルのような日本のホテルサイトから予約した温泉旅館、ビジネスホテルでもホテルカテゴリーとして3倍還元になります。
日本のクレカは通常1倍還元(100円で1ポイント)になりますが、Amexグリーンカードは3倍還元(正確には1ドルで3ポイント)になります。
トラベルで3倍【Suicaや新幹線でも有効】
トラベルカテゴリーでも3倍還元になります。
日本ではよく使うことになるのがSuicaです。
Suicaは電車やバスに乗るときに使う交通系ICですが、SuicaにAmexグリーンカードでチャージすることでトラベルカテゴリーとみなされ、3倍還元になります。
金額が高いもので言えば新幹線でも3倍還元になります。
出張が多い方であれば経費を一時的に立て替え、3倍ポイントがもらえることになりますね。
タクシーでももちろん3倍還元カテゴリーに該当します。
レストランで3倍【たまにAMEXが使えない】
レストラン利用でも3倍還元になります。
ホテル、トラベル、レストランと旅行好き、外食好きなら3倍還元は嬉しいですよね。
もはやほぼ無料になった気がします(もちろん無料は大げさ)
アメックスカードが使えないレストランがたまにあることだけに注意しましょう。
あとたまにレストランと認識してくれない店舗があります。
街中のパンやさんとか、駅直結ビルのレストランとかでたまに適用されませんでした。
アメリカ発行Amexゴールドと比較(日本で利用すると仮定)
アメリカ発行のAmexゴールドカードと比較してみます。
一覧表で比較するとゴールドよりグリーンカードの方がいいことが一目で分かります。
アメリカで使うならもう少し使い勝手よくなるのですが、日本で利用すると仮定しました。
グリーンカード | ゴールドカード | |
レストラン | 3倍 | 4倍 |
スーパー | 1倍 | 1倍(アメリカだと4倍だが 日本のスーパーは対象外) |
ガソリン | 1倍 | 1倍 |
ホテル | 3倍 | 1倍 |
航空券 | 3倍 | 3倍 |
交通系(Suicaやタクシー) | 3倍 | 1倍 |
年会費 | 150ドル | 250ドル |
入会特典ポイント | 45,000ポイント前後 | 60,000ポイント前後 |
まずゴールドは普段使いのスーパーで4倍還元になるのですが、これは残念ながらアメリカのスーパーのみで、日本は全てのスーパーで対象外です。
ゴールドが唯一勝っているのはレストランカテゴリーだけなのですが、グリーンカードでも3倍あり、日本のクレカは通常1倍還元であることを考慮すると十分すぎるくらいお得です。
あと年会費もゴールドの方が100ドル高いので、ホテルや交通系でも3倍還元になるグリーンカードのほうが相対的に見ても総合的に見てもお得になります。
そのためゴールドカードはアメリカにいる間に作成しメインカードとして使い倒したあとは、日本ではグリーンカードをメインに切り替えることをオススメしています。
日本のAmexグリーンカードと比較
日本のアメックスグリーンカードと比較してみましょう。
年会費は13,200円、入会特典は3か月以内に30万円の利用で12,000MRポイントです。
ポイントは100円につき1ポイント貯まります。
アメリカのグリーンカード | 日本のグリーンカード | |
レストラン | 3倍 | 1倍(Uber Eatsで3倍) |
ホテル | 3倍 | 1倍(一休で3倍) |
航空券 | 3倍 | 1倍(JALで3倍) |
交通系(Suicaやタクシー) | 3倍 | 1倍 |
年会費 | 150ドル | 13,200円 |
入会特典ポイント | 45,000ポイント前後 | 12,000ポイント |
備考 | 1ドル利用につき1ポイント | 100円利用につき1ポイント 3倍還元は別途3,300円 |
なお日本のアメックスカードには年会費とは別にメンバーシップ・リワード・プラスというサービスに3,300円(年会費)を支払うと3倍還元カテゴリーが適用されるものもあります。
メンバーシップ・リワード・プラスに加入しているサービスは以下の通りです(2022年7月現在)
- Yahoo! JAPAN
- iTunes Store
- Uber Eats
- ヨドバシカメラ
- JAL(国内線・国際線航空券、JALPAKツアー商品)
- 一休.com
- HIS(海外航空券、海外ホテル、ツアーなど)
- アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン
- アマゾン(Amazon.co.jpやKindle本)
また、日米でMRポイントプログラムと呼んでいますが、中身は全くの別でそれぞれ価値の異なるMRポイントとなります。
アメリカのクレカは入会特典が多いことで有名ですが、それだけリボ払いをするアメリカ人が多いからです。
日本は年会費と同等レベルのポイントがもらえることが多いです。
注意事項
レンタカーなどは対象外になることも
Amexグリーンカードで3倍還元カテゴリーになるレンタカーは、日本だと対象外になる店舗もあります。
なぜかOther serviceとしてカテゴライズされてしまうんですよね。
交通カテゴリーになる場合もあり、どんな条件で当てはまり対象外になるのかまだ完全には分かっていません。
外資系のレンタカーはもしかしたら対象になりやすいのかもしれません。
個人的にはChase系クレカのほうが緩くトラベル系にしてくれる印象があります。
ちなみにガソリンは交通系にはカウントされず、1倍還元のままです。
アメリカの銀行口座を維持する必要がある
アメリカ発行のクレカ全てに言えるのですがドル払いになります。
1ドル135円の場合で135円の日本の商品を買った場合、1ドルが請求されます(円安ですね)
ドルで支払う以上、アメリカの銀行口座を維持しておく必要があります。
銀行口座はオンラインでネット解約もできますが、帰国時に解約して帰国する方もいるかもしれません。
個人的には1年くらい銀行口座を維持してから考えればいいのでは、と思っています。
アメリカに残したドルもそのうちなくなるので、なくなった時点で日本のクレカ&銀行に切り替えても十分でしょう。
ICチップの暗証番号は設定できない
日本のクレカに馴染みのある方はICチップの端末に差し込んで4桁の暗証番号の入力を求められることが多いと思います。
対してアメリカはサインの文化です。
アメリカが発行するクレジットカードにはIC端末用の4桁の暗証番号、PIN番号の設定ができません。
暗証番号の入力を求められたら一言「サインでお願いします」と言えばお店の人も分かってくれます。
ちょっとそのやり取りが面倒ではあるのですが、暗証番号の有無については日米の文化として頭に入れておくしかないですね。
ちなみにAmexクレカは券面にカード番号とは別に4桁の番号が書かれていますが、これはICチップの暗唱番号ではなく、オンラインショッピングなどに使うセキュリティコードなので別モノになります。
VISAカードなどは裏面に3桁の番号が記載され、これがセキュリティコードとなります。
AMEXの場合はセキュリティコードが4桁と長いんですよね(ちなみにカード番号も一桁多いです)
たまたまセキュリティコードとICチップの暗証番号が同じ4桁ですが、完全に違うので気を付けましょう。
アメリカ発行Amexグリーンカードが日本で最強な理由まとめ
今日はアメリカ発行Amexグリーンカードが日本で最強な理由について解説してきました。
Amexグリーンカードはホテル、トラベル、レストランで3倍還元となり、日本で通常1倍還元であることを考えると3倍お得になります。
ゴールドカードはレストランで4倍還元ですが年会費が100ドル高いです。
総合的に見てもAmexグリーンカードは最強なんです。
Suicaでチャージするだけで3倍還元されるので日本で利用することも考えながらAmexグリーンカードの発行を検討してみてはいかがでしょうか。
以上、少しでも参考になれば幸いです。