こんにちは、松岡修造です。
ではなくてアポロです。笑
2019年の全米オープンテニスを観戦してきたのでレポートします。
女子シングルは19歳で優勝したアンドリースク(カナダ)、男子シングルはファイナルセットまでもつれこんだ5時間の激闘を制したナダル(スペイン)の優勝で幕を閉じました。
毎年開催される人気イベントのため、今後の参考になれば幸いです。
目次【本記事の内容】
全米オープンテニスとは
全米オープンはテニスの4大世界大会のひとつで、毎年8月最終週から2週間にわたって開催されます。
4大大会を称してグランドスラムと言われます。
他に全豪、全仏、ウィンブルドン(全英)があります。
1881年に第1回大会が開催され、2019年で139回目となりました。
2018年には大坂なおみが日本人として初めて優勝したことが記憶に新しいですね。
過去にはグラスコート(芝)、クレーコート(土)の時代もありましたが、現在はハードコートとなっています。
ハードコートは球速がどのコートよりも速くなり、攻撃的な試合展開になることが多いです。
会場内には大小さまざまなテニスコートがありますが、メインとなるコートは以下のとおりです。
- アーサー・アッシュ・スタジアム(全米オープンのセンターコート(1997年以降)。第一シード選手や全米オープン決勝などが開催される。2016年に屋根付きに改修。23,000人収容可能)
- ルイ・アームストロング・スタジアム(1996年までセンターコートとして使用。2018年に屋根付きに改修。10,000人収容可能)
- グランドスタンド(2018年に新設されたコート。8,000人収容可能)
- 17番コート(2018年に新設されたコート)
全米オープンは全米テニス協会(USTA)によって主催されています。
テニスウェアなどの可愛いお土産も多数販売されています。
クッションも可愛かったのですが$300近くしました笑。
持ち込み禁止として大きなバッグ(入り口に$5で預けられる場所がありました)、フード、ドリンク、テニスラケットなどが挙げられていました。
ペットボトルの水は会場内で$5.5で売られていました。(高いですね)
アクセス
試合会場はUSTA Billie Jean King National Tennis Center(USTAビリー・ジーン・キングナショナルテニスセンター)です。
ニューヨークのクイーンズ(Queens)地区にあります。
車でももちろん行けますが(駐車場代は別途必要)、ニューヨークは地下鉄が整備されているので地下鉄で行く方が多いと思います。
地下鉄だとパープルの7番ラインになります。
大会期間中は地下鉄の主要な駅で全米オープンの試合会場までのアクセスを宣伝しています。(全米オープンには地下鉄の7番ラインに乗って観戦しよう、というような感じです)
僕たちも地下鉄乗って会場まで行きましたが、日本人含めテニス観戦する人ばかりでした。
なおMLB野球チームのニューヨックメッツの球場と同じ最寄り駅です。
駅を降りるとテニスコートまでの道でテンションが上がります。
帰りは雨が本格的に
全米オープンはいろんな企業がスポンサーとなっており、そのひとつがクレジットカードのアメリカンエキスプレス、通称アメックスでした。
中に入るとクレジットカード保有者限定のラウンジや、子どもが遊べるようなコーナーもありました。
また会場内で$100使うと$20返金されるオファーもありました。
全米オープンに行かれる方はアメックスのクレジットカードを一枚持っていくといいかもしれません。
年会費無料のクレジットカードもたくさんあります。
チケット購入方法
チケット購入はオンライン若しくはブース販売で可能です。
一昔前に見られたダフ屋は完全に消滅した様子でした。(誰も怖いお兄さんから買わんか。。)
ブース販売は当日試合会場で買うことになるのですが、目当ての試合が売り切れになっている可能性もあるのでオンライン購入でいいと思います。
日本語の代理店からも購入可能ですが、手数料がやたら高いのであまりオススメできません。
英語となりますが、クレジットカードさえあれば日本からも購入できますのでぜひトライしてみてください。
チケットは事前購入がもちろんできるのですが、悩ましいのがドロー発表のタイミングです。
直前まで予選をやっているのもあり、ドロー抽選会は大会開幕の1週間前となります。
そのため目当ての選手がどのタイミングで出場するか、直前まで分からないのです。
今回、やはり日本人駐在員としては錦織圭か大坂なおみを見たかったのですが、錦織圭は3回戦で敗退してしまったので、大坂なおみにしました。
柔軟に対応できるよう大会期間中は余裕をもってニューヨーク滞在するようにしましょう。
ニューヨーク・シティパス 6観光スポット割引&優先入場パスチケットの種類
前置きが少し長くなりましたが大事なチケットの種類についても紹介しておきます。
全米オープンには4つのチケットの種類があります。
- アーサー・アッシュ・スタジアム(アーサー・アッシュ・スタジアムの席が確保され、ルイ・アームストロング・スタジアム及びグランドスタンド含めたすべてのテニスコートに入場可能)
- ルイ・アームストロング・スタジアム(ルイ・アームストロング・スタジアムの席が確保され、グランドスタンド含めた他のテニスコートにも早いもの勝ちで入場可能)
- グランドスタンド(グランドスタンドの席が確保され、ルイ・アームストロング・スタジアム含めた他のテニスコートにも早いもの勝ちで入場可能)
- 一般入場(試合会場内に入場可能、小さいテニスコートはもちろんのこと、ルイ・アームストロング・スタジアムやグランドスタンドにも早いもの勝ちで入場可能。ただしアーサー・アッシュ・スタジアムには入場できない)
つまり一番大きいアーサー・アッシュに入るためだけに特別なチケットが必要ですが、その他のテニスコートは空席があればGround Pass(一般入場)で問題ありません。
早いもの勝ちと書かれていましたが、決勝戦でもない限り空席はありますので、そんなに焦らなくてもいいと思います。
ちなみに早いもの勝ちとは英語で”First come, first served”といいます。
つまり先に来た人から先に対応するという意味ですね。
選手の気が散らないよう、ゲームやセット間の短い休憩中(約1分)のみ入場できます。
チケットの相場ですが、一人$100程度からと他のスポーツと比較するとやや高めです。
それでも年に1回しかない全米オープンですのでぜひ足を運んで観戦してもらえたらと思います。
自分が見たベスト16のタイミングで例に挙げると、一般入場が$95くらいで、その他のいいコートが$120~$1,000くらいでした。
後ろの席であればそんなにグランドパスと変わりません。
アーサー・アッシュの夜の部(19時以降、昼の部と完全入れ替え制)であれば$50くらいで買えます。
仮に全米オープン自体に興味がなく、日本人プレーヤー(錦織とか大坂とか)の応援のみ興味がある場合は、夜の部に出てくれたら昼間はニューヨーク観光して、夜はお得にテニス観戦することもできます。
こればかりは運となりますが、大坂なおみの3回戦とかは夜にアーサー・アッシュで試合していましたね。
2019年観戦記
今回僕たちは大坂なおみの4回戦(ベスト16)を観戦してきました。
大坂なおみは世界1位ランク(大会前)だったので、毎試合センターコートであるアーサー・アッシュ・スタジアムで試合をしました。
いい席だと余裕で$1,000超えてきますので、かなり後ろの方で観戦しました。
$100ちょっとと入場パスとそこまで変わりませんでした。
日本人がかなり多かったです。
大坂なおみは一昨日の3回戦でアメリカ人の期待の新人15歳をストレート勝ちして勢いにのっています。
今日の対戦相手はスイス人のベンチッチ。
第13シードでした。
写真で見るよりかは大きく見えます。
テニスプレー中は観客も話さずに集中して見るためラリーを見るだけでも緊迫した雰囲気が出てきます。
大坂なおみはパワフルなプレーで試合展開し、サービスエースなど多く取っていましたが、ベンチッチのなかなかミスしない粘り強さで、凡ミスが多くなり、終わってみれば5-7、4-6で負けてしまいました。
今年に入って3戦3敗と相性もよくなかったようです。
ベンチッチは次の試合も勝ち、ベスト4入りしていました。
それも結果的に優勝したアンドリースクにタイブレークという接戦で負けたので、優勝してもおかしくなかった選手でした。
大坂なおみ観戦後は、アーサー・アッシュ・スタジアムチケットの特権(どのコートも入れる)をいかして、ルイ・アームストロング・スタジアムで開催されたベレッティーニ(イタリア)を観戦しました。
男子はやっぱりサーブから速くパワフルですね。
ベレッティーニも最終的に男子シングルスでベスト4入りしました。
ベレッティーニのサーブ
ジュニア部門では三井駿介も試合していましたが、こちらは残念ながら初戦敗退してしまいました。
ウィンブルドンジュニアでは初戦突破していたので来年に期待ですね!
まとめ
ニューヨークで毎年8月最終週から開催される全米オープンについて紹介しました。
テニスコートの種類からチケットの購入方法まで、初めて観戦される方向けにできるだけ詳しく記載したつもりです。
毎年この時期しかやらないのですが、アメリカの祝日であるLabor Dayなどをうまく活用しながらぜひ1回はテレビではなく生で観戦して頂ければと思います。
以上、参考になれば幸いです。