(2023年10月追記)
2023年10月にヒルトンアメックスAspireがリニューアルされました。
変更箇所、追加新情報を盛り込んでリライト済みです。
こんにちは、アポロです。
本記事で記念すべき200記事目となりました。
いつも陰ながら読んでくれている方のおかげです。
ありがとうございます。
今日はいつもお世話になっているヒルトン系のクレジットカードの1枚、Aspireクレジットカードを紹介します。
Aspireはヒルトン系で最上位のクレジットカードになり、保有するだけでダイヤモンド会員になれます。
- アメリカのAMEXヒルトン系クレジットカード4枚すべて作成
- 日本のヒルトンアメックスも作成
- 2019年からヒルトンダイヤモンド会員
- コンラッド東京、コンラッド大阪、ROKU KYOTOなどに宿泊済み
- 海外のWaldorf AstoriaやConradにも宿泊済み
目次【本記事の内容】
- 1.Hilton Aspireクレジットカード(HILTON HONORS AMERICAN EXPRESS ASPIRE CARD)
- 2.メリット
- 2-1.入会ポイントはなんと18万ヒルトンポイント(期間限定)
- 2-2.ポイントが貯まりやすい(ヒルトン宿泊で14倍還元)
- 2-3.ダイヤモンドステータスに自動昇格
- 2-4.年間最大3泊の無料宿泊特典付与(コンラッドでも使える)
- 2-5.年間400ドルのヒルトンリゾートクレジット付与(半期200ドル)
- 2-6.年間200ドルのフライトクレジット付与(四半期ごとに50ドル)
- 2-7.WaldorfやConradで使える100ドル分のクレジットが付与(連泊のみ)
- 2-8.National CarレンタカーステータスがExecutiveに
- 2-9.外貨手数料無料
- 3.デメリット
- 3-1.年会費が高い
- 3-2.クレジットヒストリーに掲載される
- 4.旧Aspireからの変更点
- 5.日本のヒルトンアメックスクレジットカード
- 6.ヒルトンAspireクレジットカードまとめ
Hilton Aspireクレジットカード(HILTON HONORS AMERICAN EXPRESS ASPIRE CARD)
正式名称はHILTON HONORS AMERICAN EXPRESS ASPIRE CARDと長いのですが、本記事では略してAspireと呼びます。
年会費が無料のヒルトンオーナーズカードを持っていたのですが、旅行が好きなのでそれならば最上位のAspireを持っていた方がお得なんじゃないか、と思い作成しました。
年会費無料のヒルトンクレカ詳細レビュー記事⇒
年会費はなんと$550もします。
しかし旅行好きの方であれば余裕で元が取れる仕組みになっている不思議なクレジットカードです。
入会特典ポイントで15万ポイント(期間限定で18万ポイント出現実績あり)、合計600ドル分の各種クレジット付与、おまけにヒルトン系列ホテルで無料宿泊できる特典がついてくるからです。
メリット、デメリットをそれぞれ紹介します。
メリット
入会ポイントはなんと18万ヒルトンポイント(期間限定)
6か月以内に$6,000利用することでヒルトンポイントが18万ポイントもらえます。
年会費無料のヒルトンクレカは10万ポイントもらえるので合計すると28万ポイントになりますね。
なお現在のオファーは2024年1月17日までの期間限定で、通常15万ポイント程度。
申請するなら今です。
ヒルトンポイントの価値はいろいろ相場がありますが、仮に1ポイント0.6円とした場合、入会ポイントの18万ポイントは$1080相当の価値があります。
1ドル150円だと16万円相当にもなります。
ポイントが貯まりやすい(ヒルトン宿泊で14倍還元)
無料のヒルトンオーナーズクレカやSurpassと比較してもポイントの貯まり方が上がります。
- ヒルトン系列のホテル利用で14倍
- 航空券、レンタカー、レストランで7倍
- その他の買い物で3倍
ガソリンやスーパーはお得に貯まらない(その他扱いで3倍のまま)ので、ヒルトンオーナーズを使うか、ちょうど中間にあたるSurpassカードを利用するといいでしょう。
ヒルトンオーナーズで5倍、Surpass利用で6倍となっています。
日常使いなら年会費無料ヒルトンやSurpass、トラベル利用ならAspireが還元率高いです。
貯めたポイントはヒルトンホテルで使うことができます。
レートは落ちますがAmazonポイントにも交換することができます(500ヒルトンポイント=1ドルとして利用可能)
ダイヤモンドステータスに自動昇格
クレジットカードを持つだけでヒルトンランクの最上位であるダイヤモンドにステータスが上がります。
プリンセスプリンセスもびっくりです。
ダイヤモンドの特典は数多くあるのですが、ゴールド以上で無料になる朝食に加えて、エグゼクティブラウンジが無料でできるようになります。
ラウンジはないホテルもありますが、あると夕食も無料になるので非常に助かりますね。
空室があれば部屋がアップグレードすることもあり、セレブになった気分を味わえることも。
年間最大3泊の無料宿泊特典(コンラッドでも使える)
ヒルトンAspireはクレカ特典で無料宿泊券がもらえます。
付帯条件、利用条件によって最大3泊です。
- 年会費支払い時(初年度から付与、以降毎年もらえる)
- 年間30,000ドル利用で追加1泊付与(2泊目)
- 年間60,000ドル利用で追加1泊付与(3泊目)
無料宿泊特典は当初、週末フリーステイといって週末のみの制約がありましたが、コロナによって条件緩和され、今はアメリカのクレカに付与される特典は平日でも利用可能になっています。
クレジットカード申請後、だいたい60日後にメールで案内があります。
ご丁寧なことにもうすぐ無料宿泊できるようになりますよ、という旨のメールが届きます。
翌日には無料宿泊の特典が届くのですが笑
WaldordやConradなどのヒルトン最上位ホテルでも空室があれば利用可能で、下手したらこれだけで年会費の元が取れてしまいます。
クレジットカード更新時、つまり年会費を払うごとに特典が付与されます。
もちろん初年度から付与されます。
ヒルトンAspireを作成して週末無料宿泊特典をゲットしよう
年間400ドルのヒルトンリゾートクレジット付与(半期200ドル)
新Aspire特典1つめ。
年間400ドルのヒルトンリゾートクレジットが付与されます。
半期で200ドル、つまり3万円程度の価値が半年ごとにもらえます。
ヒルトンリゾートクレジットはすべてのヒルトン系列ホテルで使えるわけではなく、リゾート限定です。
日本国内であればROKU KYOTOや沖縄、北海道のホテルなどが対象。
ヒルトン好きならどれも泊まりたいホテルばかりです。
ちなみに旧Aspireでは年間250ドルだったので150ドル分増えた形になります。
年間200ドルのフライトクレジット付与(四半期ごとに50ドル)
新Aspire特典2つめ。
年間200ドルのフライトクレジットが付与されます。
元々、旧Aspireに付与されていたエアラインクレジットは航空券では使用できず、機内のWi-Fiやお菓子などのみ適用されました。
新Aspireではフライトクレジットとして航空券に利用できるようになったのは大きな改善です。
年間200ドルですが四半期ごとに50ドル付与と細切れなのが少し微妙です。
日本の国内線でも利用できるので8000円(1ドル150円換算)キャッシュバックとしてふらっと旅行してみてはいかがでしょうか。
またエアラインクレジットはアメリカ国内のエアラインを事前指定することでキャッシュバックが適用され、日本国内のエアラインは対象外でした。
旧Aspireではヒルトンリゾートクレジット250ドル+エアラインクレジット250ドルの合計500ドル分のクレジットが付与されていました(年会費450ドル)
対して新Aspireではヒルトンリゾートクレジット400ドル+エアラインクレジット200ドルの合計600ドル分のクレジットが付与されます(年会費550ドル)
以下、旧Aspireの参考記録です。
合計$500分のクレジットが付与される
これは少し説明が必要です。
年会費は$450もするのですが、このクレジットを有効活用することによって実質無料になります。
内訳はヒルトン系列のホテルで使えるクレジットが$250、エアラインで使えるクレジットが$250です。
エアラインはどれかひとつを指定する必要があり、複数選択はできません。
僕の場合はダラスがメイン空港ですのでアメリカン航空を選択しています。
ヒルトンクレジットは更新月までなので7月にクレジットカードを申請した場合は来年の7月まで、つまり年会費が改めて発生する月までに使い切る必要があります。
対してエアラインクレジットはカレンダーごとですので、2019年7月に申請した場合、2019年12月までに$250、2020年1月~12月までに$250付与されます。
初年度はお得ですね。
旅行者にとってはどちらも使い切れる自信があります。
注意事項として、エアラインクレジットは残念ながら航空券には使用できず、バッグ預け入れ(1個目$30)や機内での軽食(お菓子やサンドイッチなど)に利用できます。
以前まではギフトカードに利用できたのですが、アメックスのシステム変更によってできなくなりました。
Waldorf及びConradで使える100ドル分のクレジットが付与される
Waldorf及びConradはご存知でしょうか。
ヒルトン系列の最上位ホテルに位置づけられている高級ホテルです。
これらのホテルの2泊すると$100使えるクレジットがもらえます。
1泊$1,000もするようなかなり高級ホテルがほとんどで、1泊ではなく2泊する必要があるのですが、もしハネムーンや記念日などで使用される場合は$100ゲットできます。
いつもは利用しないスパや高級レストランで使ってみてはいかがでしょうか。
ちょっと高いのであまり需要はなく、この特典はオマケ程度だと思ってください。
National CarレンタカーステータスがExecutiveに
プライオリティパスの無制限利用が新Aspireではなくなりました。
代わりに追加されたのがNational Carレンタカーステータス。
Executiveステータスになるとのこと。
駐在先では会社契約の別レンタカー会社のステータスが付与されているので個人的には正直微妙な特典です。笑
外貨手数料無料
もちろん外貨手数料無料です。
日本一時帰国のときもドルで精算可能です。
アメックスのクレジットカードはたいていこのサービスがついています。
デメリット
年会費が高い
前述したとおり年会費が$550もします。
ヒルトン系のホテルに泊まらなければ全く意味がありません。
合計600ドル分のクレジット付与にヒルトン無料宿泊券がつくので実質無料ですが、
旅行に行かないと元が取れないのでライフスタイルに併せて作成を検討するといいでしょう。
クレジットヒストリーに掲載される
クレジットヒストリーに掲載されると何が問題か、それはクレジットカードの作成枚数に影響が出てきます。
Chase系のクレジットカードを作成する場合は5/24ルールというものが存在します。(24か月以内に5枚まで、ビジネスカードは除く)
アメックスでも無制限ではなく、人によって違うのですがだいたい5枚前後となっています。
アメックスの制限枚数はビジネスカードも含まれますので、欲しいカードから作成した方がいいでしょう。
僕はこのことを知らず3か月ごとにクレジットカードを作成した結果、ヒルトン系3枚、マリオット系1枚、デルタ1枚と、ちょっと偏った構成になってしまいました。
効率よくクレジットカードを作成して節約できるといいですね。
旧Aspireからの変更点
2023年10月に新Aspireに変更されました。
旧Aspireからの変更点を備忘録としてまとめておきます。
- (Bad)年会費450ドル⇒550ドルに値上げ
- (Bad)プライオリティパスの無制限利用廃止
- (Good)年間最大3泊の無料宿泊特典付与
- (Good)年間400ドルのヒルトンリゾートクレジット付与(半期200ドル)
参考:旧Aspireは年間250ドルのヒルトンクレジット付与でした - (Good)年間200ドルのフライトクレジット付与(四半期ごとに50ドル)
参考:旧Aspireは250ドルのエアラインクレジット付与でしたが航空券は利用不可でした - (Good)National CarレンタカーステータスがExecutive
日本のヒルトンアメックスクレジットカード
日本在住の旅行好きの方は2枚のアメックスカードから選ぶことになります。
ヒルトンアメックスとヒルトンプレミアムです。
- ヒルトンオナーズ・アメリカンエキスプレスカード
- ヒルトンオナーズ・アメリカンエキスプレスプレミアムカード
ヒルトンアメックスは年会費16,500円、ヒルトンプレミアムは年会費66,000円です。
どちらもクレカを持つだけでヒルトンゴールドに無条件になれますが、ヒルトンプレミアムは年会費が高い分、無料宿泊特典が追加で1枚もらえる権利があり、年間200万円の利用でダイヤモンド会員にもなれます。
朝食無料だけならゴールド会員がコスパがいいですが、エグゼクティブラウンジ利用したいならダイヤモンド会員になっておきたいところ。
読者の皆さんはどちらを申請しますか?
【日本】ヒルトンアメックスクレジットカードの入会特典を徹底解説
【日本】ヒルトンアメックスプレミアムクレジットカードの入会特典を徹底解説
ヒルトンAspireクレジットカードまとめ
今日はヒルトン系クレジットカードの最上位クラスであるAspireクレジットカードを紹介しました。
Aspireクレジットカードを持つだけでヒルトンダイヤモンドに自動的に昇格、ヒルトン系ホテルに無料で1泊でき、ヒルトンやエアラインのクレジットも合計$600付与されます。
年会費が$550発生してしまうのですが、ベネフィットを考慮するとお釣りが帰ってくるほどで実質無料となります。
旅行好きの駐在員であれば必携ですし、日本に持ち帰って継続利用する方も多いです。
以上、参考になれば幸いです。