こんにちは、クレカ研究家のアポロです。
ビジネスしてますか？
今日はアメリカのビジネスクレジットカード（Business Credit Cards）の作り方を紹介します。
日本から来たアメリカ駐在員でも実は可能です。
さらに！
駐在員といっしょに赴任した駐妻でもかんたんに作成できちゃいます。
初めての申請だと心配なところ、よくわからないところがあるので経験者の観点からやさしく説明しますね。
（本記事は２０１９年６月にアップしたブログ記事内容をリライトして新規作成しアップしたものです。
おかげさまでどう考えても内容コピーしている駐在員ブロガーも散見されますが心が広いので許します笑。）
目次【本記事の内容】
- 1.【駐妻でも発行できる】アメリカのビジネスクレジットカードの作り方
- 1-1.AMEXビジネスクレジットカード申請方法
- 1-2.Employer Identification Numberは不要。個人事業主として申請しよう
- 2.アメリカでビジネスクレジットカードを作るメリット
- 2-1.パーソナルカードと合わせて入会ポイントが２倍になる
- 2-2.夫婦で作成すれば入会ポイントが２倍になる
- 2-3.Chase5/24ルールに影響しない
- 3.アメリカでビジネスクレジットカードを作るデメリット
- 3-1.ミニマムスペンドが高い傾向がある
- 3-2.クレジットスコアに影響する
- 4.ビジネスカードとコーポレートカードの違い
- 5.【AMEX】代表的なビジネスクレジットカード
- 6.【Chase】代表的なビジネスクレジットカード
- 7.アメリカのビジネスクレジットカードの作り方まとめ
【駐妻でも発行できる】アメリカのビジネスクレジットカードの作り方
AMEXビジネスクレジットカード申請方法
アメリカのビジネスクレジットカードの作り方を説明していきます。
一例としてAMEXビジネスクレジットカードの申請方法を記載します。
駐妻でも問題なく発行できます。
よく記載事項を確認して申請していきましょう。
ポイントは法人ではなく個人としてビジネスしていること。
個人事業主としてのビジネスです。
なのでCompany StructureはSole Proprietorship（個人事業）になりますし、従業員の数は１名（自分自身のみ）になります。
Business Nameは個人名でOKですが、屋号でもあるのでカッコいい名前をつけても審査には問題ありません。
Business Informationの記載方法
この申請ページではビジネス情報の入力を求められますが、個人事業主として申請すれば個人情報と記載項目は変わりません。
- Email Address：普段使っているEメールアドレス
- Legal Business Name：個人名でOK（例：Taro Yamada）
- Business Address：個人住所でOK
- Business Phone Number：個人携帯電話でOK
- Industry Type：Otherを選択
- Company Structure：Sole Proprietorship（個人事業の意）
- Years in Business：Less than one year（若しくは該当するものを選択）
- Number of Employees：１（個人事業のため）
- Annual Business Revenue：個人事業で稼ぐ見込みの年間金額
（あまりに低い金額を入力すると審査に落ちる可能性がありますので注意してください）。
不明であれば年収を入力しておけば審査は通ります。 - Role in Company：General Manager
- Estimated Monthly Spend：＄３，０００（若しくはご自身の毎月予想使用金額を入力）
- Annual Business RevenueとEstimated Monthly Spendのアンマッチには気をつけましょう。
（たとえば年間＄５００のお小遣い程度しか稼げないのに毎月それ以上の金額を使う予定のように申請するなど）
Personal Informationの記載方法
- 個人名及び住所を記載
- Social Security Number：自身のSSNを入力
- Total Annual Income：年収を記載（駐在員は駐在手当込みでOK）
- 会員番号（マリオットビジネスクレジットカードの場合、Marriott Bonvoy Number）
Employer Identification Numberは不要。個人事業主として申請しよう
個人情報でSSNを入力する項目があります。
個人事業主（Sole Proprietorship）として申請する際はEIN（Employer Identification Number）は不要です。
Sole Proprietorshipを選択するとEIN入力項目が見えなくなります。
法人であればEINはお持ちですし、駐在員であればお勤めの企業で固有の番号があるかと思います。
ただし個人としてビジネスカードを発行するときはEINの入力は不要になります。
アメリカでビジネスクレジットカードを作るメリット
アメリカでビジネスクレジットカードを作るメリットを説明していきます。
パーソナルカードと合わせて入会ポイントが２倍になる
まずアメリカにいるならパーソナルカード（いわゆる普通のクレジットカード）は持っていると思います。
パーソナルカードだけでも入会特典、入会ポイントは日本よりお得です。
作らない理由はもはやありません。
たまに面倒だからと１枚しか作らない方もいますが個人的には少しもったいないなと感じてしまいます。
パーソナルカードもビジネスカードも両方作れば入会ポイントは単純に２倍になります。
どちらも作ってお得に旅行したくありませんか？
夫婦で作成すれば入会ポイントが２倍になる
個人でパーソナルカード、ビジネスカード作れば入会ポイントは２倍になります。
夫婦で作ればさらに２倍に。
個人でパーソナルカードだけ作るより４倍もポイントがもらえます。
結婚していない独身の方や単身赴任の方には関係ないのですが駐妻帯同であればチャンスです。
夫婦間でリファーラルしながらお得にビジネスカードを作成していきましょう。
Chase5/24ルールに影響しない
ビジネスカードはChase5/24ルールに影響しません。
Chase銀行はクレジットカード発行に独自のルールを設定しています。
それが5/24ルール。
かんたんに説明すると２４か月以内にクレジットカード発行は５枚まで、というルールです。
ただしビジネスカードはカウント対象外。
なので可能であればビジネスカードから発行してChase系クレカを作成し、最後にAMEXのパーソナルカードを作ると手持ちのクレカ枚数は増やせます。
多少の戦略が必要になりますね。
まぁ好きなクレカから発行すればいいと思います。
入会特典も下がる可能性もありますし。
アメリカでビジネスクレジットカードを作るデメリット
次にアメリカでビジネスクレジットカードを作るデメリットを説明していきます。
ミニマムスペンドが高い傾向がある
よく比べてみると分かることですがビジネスカードはミニマムスペンドが高い傾向があります。
一例としてAMEXゴールドとAMEXゴールドビジネスを比較してみましょう。
- AMEXゴールド：６か月以内に＄４，０００利用で入会特典６万ポイント（年会費＄２５０）
- AMEXゴールドビジネス：３か月以内に＄１０，０００利用で入会特典７万ポイント（年会費＄２９５）
並べてみると一目瞭然ですよね。
入会特典は変動しますが通常パーソナルカードのほうが条件ゆるく、ビジネスカードのほうがミニマムスペンドや利用期間が厳しめな傾向があります。
ビジネス利用だから出張や経費など利用金額が多いと思われているのでしょうね。
クレジットスコアに影響する
ビジネスカード申請もクレジットスコアに影響します。
パーソナルカードより難易度が高いビジネスカード申請。
できればクレジットスコアを高めてから申請したいところ。
パーソナルカードを１枚持ってからスコアを上げてビジネスカードにトライなんて作戦も有効でしょう。
申請してDeclineされると多少なりともスコアは下がります。
ビジネスカードとコーポレートカードの違い
ビジネスカードと聞いて個人事業主を想像できないかもしれません。
「ビジネス」の響きが仕事っぽく会社っぽいですよね。
ただし会社が発行しているのはコーポレートカードとなりビジネスカードとは別です。
そして日本でもアメリカでも個人事業主にやさしく、ビジネスカード発行に緩い企業、カードも存在します。
アメリカは特に個人事業主も多いのでイメージしやすいですが、日本でも個人事業主がビジネスカードを発行できるチャンスはいくらでもあります。
たとえばセゾンプラチナ・ビジネス・アメックス。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス（日本のビジネスカード）は安定した年収と社会的信用さえあれば個人事業主でも申請、作成可能と明記されています。
登記簿がなくても個人与信で審査ができるのです。
ビジネスカードは個人事業主ふくめたビジネス専用、コーポレートカードは会社法人が発行するクレジットカードと認識しておけばOKでしょう。
個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方（学生、未成年を除く）
https://www.saisoncard.co.jp/amex/platinumbusiness/
【AMEX】代表的なビジネスクレジットカード
アメリカンエキスプレス（AMEX）の代表的なビジネスクレジットカードを紹介します。
全部で１４種類ありますが、ホテル系クレカの２種類（ヒルトンとマリオット）、MRポイントが２倍貯まる年会費無料のブルービジネスプラスが中でも人気が高いと感じます。
やっぱり皆さん旅行好きですし、MRポイント貯めているなら年会費無料は持っていて損はありません。
- Hilton Honors Business Card（ヒルトンオーナーズビジネスカード）
- Marriott Bonvoy Business Card（マリオットボンヴォイビジネスカード）
- Blue Business Plus Credit Card（ブルービジネスプラスクレジットカード）
【Chase】代表的なビジネスクレジットカード
Chase銀行の代表的なビジネスクレジットカードを紹介します。
全部で１０枚あります。
Chase銀行発行ビジネスクレジットカード（公式ホームページ）
ChaseビジネスはInk Business系カードがメインです。
エアラインはサウスウェスト航空とユナイテッド航空。
ホテルはIHGビジネスとハイアットビジネスがあります。
- IHG One Rewards Premier Business Credit Card（年会費９９ドル）
- World of Hyatt Business Credit Card（年会費１９９ドル）
アメリカのビジネスクレジットカードの作り方まとめ
今日はアメリカのビジネスクレジットカードの作り方を紹介しました。
結論、駐妻でも発行できます。
個人事業主として発行申請を検討しましょう。
アメリカはビジネス大国です。
ビジネスクレジットカードを作るメリットは入会特典の入手速度が２倍、４倍と加速し、発行枚数に制限がないこと。
デメリットはミニマムスペンドが高く、クレジットスコアにも影響し得ることが挙げられます。
AMEXやChase銀行のビジネスクレジットカードを例に人気なものを取り上げました。
ホテル系ではAMEXではヒルトンとマリオット、ChaseではIHGとハイアットがあり、外資系４大ホテルを網羅しています。
読者の皆さんはどのビジネスクレジットカードに興味を持ちましたでしょうか。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
