こんにちは、ダラス駐在員のアポロです。
今日は2021年元旦に読んだSDGsの本を紹介します。
新年くらい地球やエコのことを考えて優しい気持ちになりたいですね。
投資の世界でもSDGs(Sustainable Development Goals)やESG(Environmental, Social, and Governance)は重要なキーワードとなってきています。
これからのビジネスパーソンの必須知識だと感じました。
Kindle Unlimitedに入会すれば無料で読むことができます。
アメリカや海外からももちろん読めますよ。
目次【本記事の内容】
- 1.SDGsと17の目標
- 2.マーケティングの4PとSDGの5P
- 3.事例紹介
- 3-1.アディダス
- 3-2.JAL
- 3-3.CO2排出量が分かるクレカ企業Doconomy
- 3-4.アメックス
- 3-5.オイシックス
- 4.「SDGsが生み出す未来のビジネス」読書レビューまとめ
SDGsと17の目標
SDGsという単語を聞いたことはあるでしょうか。
最近よくニュースでも耳にする機会が増えてきました。
21世紀のキーワードとなるでしょう。
SDGsとはSustainable Development Goalsの略で、17のグローバル目標と169のターゲットがあります。
日本語だと持続可能な開発目標と訳されます。
目標もターゲットも似たような意味だし、数多くない?というのは置いといて。
169のターゲットを列挙するのは多すぎるので、ここでは17の目標を記載しておきます。
https://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/sustainable-development-goals.html
米国株投資をしているとSDGというワードは割とよく聞きます。
気になっていたのもあり2021年の読み始めとして選んだのが「SDGsが生み出す未来のビジネス」という本です。
僕はKindle Unlimitedに加入しているので無料で読めました。
本書は無知の状態でも分かりやすくまとまっていたので、SDG関連1冊目でも十分です。
そこまでボリュームもないので気になっている方はアマゾンからポチるか、初月無料のKindle Unlimitedに加入して読んでみましょう。
マーケティングの4PとSDGの5P
従来のマーケティング分析で4Pという手法があります。
4PはProduct(製品)、Price(価格)、Promotion(宣伝)、Place(流通)の4つです。
僕もメーカー勤務なのでエンジニアといえども会社の研修で何度も聞いたことがあります。
あわせてSDGにも5Pがあります。
People(人間)、Planet(地球)、Peace(平和)、Prosperity(豊かさ)、Partnership(パートナーシップ)の5つです。
このマーケティングの4PとSDGの5Pを掛け合わせた独自のフレームワークを「SDGsが生み出す未来のビジネス」では紹介しています。
これからの企業はSDGに取り組まないと生き残っていけません。
ぜひ参考にしながら自分の企業でできるアイデアを考えていきましょう。
事例紹介
「SDGsが生み出す未来のビジネス」で紹介されていた取り組みは決して未来のビジネスではありません。
現在進行形で各企業が取り組んでいる事例です。
SDGの5Pとマーケティングの4Pを組み合わせた事例が数多く紹介されていました。
ここでは僕の印象に残ったSDGビジネスを紹介していきます。
アディダス
アディダスでは「PRIMEBLUE」というシューズを開発しています。
僕は本書を読むまでこのシューズの存在すら知りませんでした。
「PRIMEBLUE」は海の廃棄プラスチックを回収してリサイクル、シューズ素材の75%以上に活用しています。
少し高めの価格設定ですが、健康や環境意識の高いアスリートに共感を得ています。
JAL
エアラインのJALはCO2排出量削減のためにCO2クレジットの購入をしています。
排出した二酸化炭素分を相殺するために購入することをカーボンオフセットといいます。
排出量と同じ分だけ購入できればカーボンニュートラルとなります。
たとえばアメリカから日本へのフライトでは1トン以上の二酸化炭素を排出してしまいます。
1トンですよ、意外と大きいですよね。
この二酸化炭素をオフセット(相殺)するために乗客自らが間伐推進や森林破壊防止のプロジェクトに参加できる取り組みを展開しています。
CO2排出量が分かるクレカ企業
スウェーデンのフィンテック企業Doconomyが発行したクレジットカード「DO」では購入した商品やサービスから排出されるCO2を自動計測するそうです。
今までのモノに溢れた資本主義から心の豊かさへ切り替わるヨーロッパならではの取り組みです。
アメリカはまだまだ大量消費の文化で、僕自身もクレジットカードを発行してポイント、マイルを稼いできましたが、クレカを利用するだけで日常から二酸化炭素を排出していることを気付かせるいい機会だと感心しました。
アメックス
陸マイラーとしてアメックスの取り組みも紹介しておきます。
2010年から「Small Business Saturday」というキャンペーンがあることもアメックスのクレカを持っているのに今まで知りませんでした。
アメリカではブラックフライデー(11月のサンクスギビングの翌日)に大幅割引し、かなりの商品が売れます。
ただしウォルマートやアマゾンなどの王者が強いです。
完全に規模の経済で、売り上げを上げるために採算度外視でプロモーションを仕掛けてきます。
そのためアメックスはブラックフライデーの翌日に「Small Business Saturday」で中小企業を応援、地域活性化に貢献しています。
PromotionとPartnershipの掛け算ですね。
オイシックス
オイシックスは日本のミールキットの会社です。
アメリカだとBlue ApronやHello Freshが有名ですよね。
ミールキットは必要な分量だけ食材を配達してくれます。
そのため食品ロスになりません。
また無農薬野菜農家と契約しているため持続可能な社会にも貢献しています。
食品関係では人工肉のビヨンドミートの取り組みなんかも紹介されていました。
オイシックスの詳細は⇒⇒⇒
「SDGsが生み出す未来のビジネス」読書レビューまとめ
今日は読書レビューとして「SDGsが生み出す未来のビジネス」を紹介しました。
毎週のように読書していますが、SDGsは今後ビジネスとして大きく取り上げられることから勉強も兼ねて読み、本ブログでも紹介。
持続可能な社会のために取り組んでいる企業の事例は非常に参考になりました。
地球に住んでいる一人の人間として今後生まれてくる子供のためにできることからやっていきたいと感じました。
Kindle Unlimitedに加入すれば無料で読めますのでいっしょに読書ライフをエンジョイしましょう。
Kindle Paperwhiteも目が疲れず読みやすいです。
以上、少しでも参考になれば幸いです。