【保存版】テキサス州の運転免許証の取得方法

こんにちは、アポロです。

今日はテキサス州の運転免許証の新規取得方法について紹介します。

僕はダラスに住んでいますが、同じ州内ですのでヒューストンや他の都市でも同じ法律が適用され、参考になると思います。

本記事は日本から新しく渡米した駐在員向けの記事になります。

更新手続きはもっと楽で、試験を受ける必要はなく、書類申請だけになります。

目次【本記事の内容】

はじめに

日本から渡米した方は国際免許証をまずは発行したと思います。

なぜかプラスチックのカードタイプではなく、紙で発行されたグレーのアレです。

パスポートより大きいので保管に困りますよね。。

いろいろ文句はあると思いますが、日本の国際免許証は発行してから1年間有効ですので、まずはレンタカーが運転できることになります。

ここで注意点があります。

テキサス州のルールとして、テキサス州に引っ越して来た人は90日以内にテキサス州が発行する運転免許証を入手しなければならないことになります。

アメリカでも州によってルールは異なるため、テキサス州以外の方は参考程度に読み進めて頂ければと思います。

テキサス州にお住まいの方、特に初めて駐在することになった人向けにできるだけ親切に優しく注意点や入手するまでのプロセス、楽に入手できる裏技まで公開していきます。

かくいう自分も何回も落ちていますから笑。

失敗談も踏まえて参考になればと思います。

書類申請

はじめに書類申請が必要になります。

TxDPS(Texas Department of Public Safety)という政府組織が運転免許証を管轄しており、書類申請から試験まで全てにおいてTxDPSが絡んできます。

TxDPS公式サイト(もちろん英語のみ)

お近くのTxDPS事務所はGoogle mapで”Texas Department of Public Safety”と検索すればいくつも出てきます。

ダラス周辺のTxDPS(いっぱいあるよ)

僕はプレイノ市に住んでいますが、プレイノ市は安全で住みやすいことから移民も多く、プレイノ市のTxDPSは他のDriving Centerよりキャパが小さいため、非常に混雑します。

プレイノのTxDPSは全くオススメできません。

ちょっとドライブして田舎の方に行ったほうが遥かに早く終わります。

どうしてもプレイノに行きたいって方は朝一番で行くくらいの覚悟が必要です。

参考までに朝8時から営業していますが、9時時点の写真をアップしておきます。

朝9時の様子

100人近く並んでいました。

ディ○ニーのアトラクションかよ。笑

暑い中、建物にも入館できず3時間以上立ちっぱなしでした。

写真ではわかりにくいですが、コーナーを左に曲がっても同じくらいの行列があり、一回に入れるのが5人くらいです。

ちょっとぽっちゃりのおじちゃんが倒れて救急車に運ばれていました。。

ようやく入館できても中に50人くらい先に待っている人がいるので更に3時間くらい待ちます。

重要なのでもう一回行っておきます。

プレイノのTxDPSオフィスには行かず、30分くらいドライブした違うオフィスに行きましょう。

プレイノはかなり混雑。プレイノ以外で申請しましょう

書類申請時に受験料として$25払います。

日本で運転免許を取ろうとなるとゼロが2個多いですよね。

アメリカは格安です。

申請してから90日が有効期限で、それまでに実技試験を合格する必要があります。

万が一、再受験になった場合は更新(Renew)扱いになり、$11払うことになります。

書類申請時の注意点としていくつか挙げておきます。

まずはじめに必要な書類がなかなか手に入らないことです。

先程テキサス州のルールを説明し、90日以内に運転免許証を入手する必要があると説明しました。

しかし90日以内の免許取得が非常に困難です。

必要書類は法的に住所が確認できる書類のうち、2点提出することになります。

必要書類は2点必要です

対象になる書類は他にもいくつかあるのですが、駐在員が該当しそうなものをピックアップしてみました。

  • 自動車保険証書
  • アパートの保険証書
  • 90日以内に発行された公共料金(電気、水道、ガス、衛星テレビ)のステートメント
  • 90日以内に発行された銀行のステートメント
  • 90日以内に政府機関から郵送された郵便物(Social Security Numberなどが該当)

住所が確認できるからといってダイレクトメールなどは対象外です。

結構厳しいですね。

オススメは気軽に収集できる公共料金のステートメント、つまり領収書なんですが、引っ越してから1か月後に請求されます。

そのためアパート選びに1か月、ステートメントが発行されるのに1か月待っていると2か月が経過してしまいます。

必要書類を集めるだけで2ヶ月経過。

90日以内に運転免許証取得するためにはさらに学科試験も実技試験も合格する必要があります。

実技試験の予約も2ヶ月待ちはザラなんで90日以内はほぼ絶望的です。

ただし、アメリカはこの手の一見矛盾したルールはよくあるのであまり気にしなくても問題ありません。

僕も渡米して9ヶ月くらいかかりました。

90日以内に運転免許証が取得できなくてもあまり問題になりません

2点目として書類不備です。

必要な書類を提出できずに次のステップに行けない人が多いです。

よくあるのが必要書類が1点しかない、若しくは有効期限が切れている(90日を経過している)ことです。

気をつけて書類を準備しましょう。

最悪その場でEメールによる提出も受け付けてくれますが、順番が後回しになるので待つことになります。

2点の必要書類に不備がないか、しっかりチェックしましょう

視力検査もあるので普段運転中にメガネをかける方は忘れずに持っていきましょう。

僕は裸眼なので該当しませんでしたが、隣のブースで書類申請しているアジア人(日本人ではない)がメガネを忘れて家まで取りに帰らされていました。。

家まで往復1時間以上と言っていましたが、間に合ったんでしょうか。

そのアジア人いわく、本を読む用と運転する用のメガネを使い分けているそうで、なぜか運転免許証を取りに来ているのに運転用のメガネを忘れてしまったそうです。

同行者(おそらく奥さん)も唖然としていました笑。

学科試験(筆記試験)

学科試験は後ほど詳しく説明するオンライン講座の方が楽です。

もちろんTxDPSで受験するのがオーソドックスですが、せっかく並んで落ちて再受験だと時間がもったいないです。

お金で解決できることはしておきましょう。

プレイノオフィスの試験会場

運転免許証のためにわざわざ時間を割きたくなく、駐在員として道路交通法よりも仕事を早く覚えたかったので、僕はオンライン受験を選択しました。

イチから勉強したい方は以下のサイトで無料で勉強できます。

Driving Tests (TEXAS)

アメリカ特有のルールは覚えておいて損はありません。

例えば赤信号でも右折可能だったり、信号がない交差点での横断方法だったり。

あとは道路標識についても一通り覚えておきましょう。

黒は制限速度、オレンジは道路工事中といったように、色によって大体の意味が決まっています。

実技試験の事前準備

学科試験に合格すると次は実技試験(運転試験)です。

実技試験前のポイントを記載しておきます。

キーワードはオンライン予約とIMPACTです。

実技試験はオンラインで予約する必要があり、プレイノ以外でも混んでいます。

プレイノからだと50マイルとか走れば1ヶ月先が、プレイノやダラスダウンタウン周辺だと2ヶ月以上待ちがザラです。

こればかりは待つ必要があります。

田舎の方が試験官が優しく、合格しやすいという都市伝説?も聞いたことがあります。

土日は営業していないので、有給休暇などを取得して平日に行く必要があります。

また実技試験までにIMPACTという動画を視聴完了する必要があります。

IMPACT公式サイト

1時間くらいの動画で年齢別に分かれていますが、大人向けは準備中なので18~24歳向けの動画が対象になります。

面倒なのですがIMPACT用にログイン及びパスワードを設定する必要もあります。

動画を視聴完了したら証明書を実技試験当日に持っていくことになります。

証明書は郵送ではなくEメールで受領するのでプリントアウトが必要です。

有効期限が90日ですので万が一実技試験に落ちて再受験することも見越して試験直前に視聴しましょう。

実技試験(運転試験)

実技試験は15~20分で終わります。

オンライン予約する必要があるので、大幅にずれることはありません。

試験を受けるために先程説明したIMPACTの視聴完了証明書(Eメールで受領)と、自動車保険証書を持参する必要があります。

試験会場を適当に走って、試験官に言うとおりに右折、左折、バックなどをするのですが、縦列駐車はきちんと練習しましょう。

TxDPSには縦列駐車用の黄色いポールが立っています。

冷静に考えたら結構幅あるんですけど、運転席から見るとかなり狭く見えます。

当てたら即失格ですし、定められた枠内に収まっていなくてもアウトです。

TxDPSは土日は営業していないので、土日になると練習するドライバーで溢れかえります。

僕もプレイノのTxDPSで練習し、時間帯にも寄りますが、4,5台で仲良く縦列駐車を繰り返していました。

懐かしいなぁ、縦列駐車の練習の日々(遠い目)。

わざわざTxDPSに行かなくてもいいのですが、ポールが立っていて目安になるので意外とオススメです。

練習で他人の車にぶつけるわけにはいきませんからね。

縦列駐車はきちんと練習しましょう

簡単に運転免許証が入手できる裏技

そのほかにお金で解決する方法もあります。

まず筆記試験ですが、先程少し説明したとおり、オンライン講座があります。

$36払って6時間のビデオ視聴、最後のオンライン試験に合格すれば、わざわざTxDPSで受験する必要がありません。

(さらにラクしたい方はビデオ再生ボタンを押して適当に過ごし、動画再生が終わる頃にまた再生ボタンを押すのを繰り返すと真面目に見なくても6時間過ぎます笑)

どこかで悪魔のささやきが聞こえましたが、最後にオンライン試験を合格する必要があるので、ちゃんと聞きましょうね!

最後の合格試験に何回か落ちると不合格となり、再受験になります(つまりもう一度$36払う必要があります)。

運転免許オンライン講座公式サイト

また実技試験ですがテキサスは事故が多いこともあり、TxDPSの実技試験は難しめです。

そのためTxDPSで書類申請する際もラクに取れる第三者の外部試験をオススメされます。

癒着があるのか詳細は不明ですが、僕も実技試験落ちているので、たしかに厳しいのかもしれません。

実技試験を担当する第三者の外部委託業者は探せばいくつもあり、だいたい$100前後です。

僕は意地でもTxDPSの試験官から合格したかったので利用しませんでしたが、運転に不安のある奥様などは活用を検討してみてください。

晴れて合格すると運転免許証が2週間以内に郵送されます。

合格おめでとう!

上の写真はTXDPSでもらえる運転免許証関連のパンフレットなんですが、いくらなんでも飛び跳ねすぎだろうと最初は思っていました。

しかし一度でも不合格した方なら僕と同じ気持ちを味わってもらえると信じていますが、このパンフレットのお兄さんくらいジャンプしたい気持ちでいっぱいでした笑。

何はともあれ本記事を読まれてテキサス州の免許証取得を目指す方全員の合格をお祈りしております。

まとめ

今回はテキサス州での運転免許証(Driver License)の新規申請方法について紹介しました。

TxDPSと言われる免許管轄の事務所で必要な申請書類から学科試験、実技試験の流れを説明し、さらにはお金でラクに解決できる裏技まで公開しました。

日本より格安で取得できる免許証ですが一発合格できる人は少ないと聞きます。

僕もかなり苦労したので今後テキサスに来られる駐在員のためにまとめておきました。

本記事を参考にして頂き、可能な限り余計な情報収集や労力をかけずに免許証を取得して駐在生活をスタートできればいいですね。

以上、参考になれば幸いです。